Sydney Yajima


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トレーディング ハルト

2016-01-04 23:30:37 | 経済
中国の2016年の最初の一日目の市場は、荒れに荒れた。
中国はストップをかけた。
結果 7%下落でストップとなったわけだ。


世界中が大賑わいになっている。

兆候はあった。

特に、中国からの資本流出(キャピタルフライト)の速度に中国政府の対応が追い付かなくなり、悲鳴にも聞こえる 個人の外為への規制などということが、出始めたのが年末。
そして、今日の市場だ。

売れるものはすべて投げ売って逃げる

これは、投資家が最後にする手段だ。
投資家を名乗る人なら、人生のうち何度かそういう経験をしたことがあるはずだ。
いつまでも、落ち続ける株を持って塩漬けする人もいるかもしれないが、損切を早い目に判断する人が勝つ。
その見極めが、薄皮一枚切らせるか、肉まで到達するか、しかし、骨だけは残すか という瀬戸際でもある。

今の中国の状況は、まさに、そこだ。
もちろん、利益を出す人もいるだろう。
だが、ここまで来たら、それは一部の天才か、ラッキーな初心者に限られる。

今の場合、こういう市場には手を出してはいけないのが、鉄則だ。
私は、早々にすべての株式を去年の暮れに売り、一切 様子見をしている。


2016年

2016-01-02 23:48:29 | 経済
2016年は、三安時代となる。
三つのものが、安くなるという意味だ。
一つ目 オイル価格
サウジアラビアやイラン ロシアなどの産油国は、今までのようにお金を使うことはできなくなる。ロシアはすでに景気後退が始まっており、プーチンがその権威を保つためには、外交で強いパフォーマンスをしなければならなくなった。結果、今回のシリアの空爆につながったともいえる。イランは、かつて何度も多くの宗教指導者たちが入れ替わりながらも、強力な力を持ち、その影響力は今も健在だ。イランが自由諸国と同じようになることは、難しく、そして道のりはとても長く遠い。
二つ目 コモディティー価格
商品というものの価格には、石炭や鉄鋼などを代表に多くの物が含まれる。これにより、資源を輸出している国、特に アフリカ諸国は大きな影響を受けるであろう。ナイジェリアを筆頭に、治安維持さえ難しくなる地域が出てくる可能性さえある。オーストラリアもリセッションの前半に入っており、長引くことが予想されているため、雇用の確保のために、公共事業を始める可能性が出てきた。
三つめ 中国の需要
すべての問題の根幹には、これがある。
つまり、中国が今後、良くなる可能性は、短期では絶望的で、長期、少なくとも日本の例をとって、10年はかかるのではないかと言われている。
需要の低迷は、上記二つの価格を押し下げる形となり、さらに、その圧力は強まってもいる。
AIIBによって、なんとか持ち直そうとしたが 雲行きが怪しくなっている。IMFが中国を主要通貨にする決定をしたのが去年の暮であったにもかかわらず、今後、詳細なチェックが入ることは避けられないために、今までごまかしてきた数値が、天日の下にさらされるということが、起こりうる。
そのうえ、AIIBに参加する国が、次々と反旗を翻すことさえある。
オーストラリアもAIIBに参加するという余地を残しながらも、躊躇しつつある。
もちろん米国からの圧力もあってのことだ。

建国記念日

2016-01-02 00:38:27 | 政治
おおよそ、国と言うものはその成り立ちを、大切にするものである。
日本の場合は、神国という面を持ち、それは、多く神話時代に由来するために、あまり血なまぐさい建国の歴史はない。
もちろん、終戦記念日などというものが別にあるが、それは、国ができた記念日などではなく、歴史のページの日めくりの一枚として、あるものだ

日本は記念日が多い

そして記念日に休みを取るのは、決まって学生か市役所に限られている。
一般の人々にとって、記念日らしく休みをとれるのは、ごくごく限られている。

ところで、戦争について正月早々、考えている。
戦争は、当然のことながら勝者と敗者に分かれる。(もちろん、線引きは簡単ではないが)
しかし、そのために、勝者は自分たちの戦争記念日を祝うこととなり、敗者はジメジメと 二度と繰り返さないと言う。

私は、日本と オーストラリアの両方に長い間住んだことにより、同じ記念日でも、これほど大きな違いがあるものかと括目したものだった。

ただ、敗者 勝者 いずれにせよ、戦争をなかったことにはできないのである。

厄介な問題は、おおよそこのあたりから始まる。