機動画報日誌 Mk-Ⅱ

英 浩史の日々徒然を記すブログ

おうちにおかえり

2019年03月12日 | ガンダム
 ・・・・・・・・・え? 第8話まで引っ張ってきたネタ、これで終わり?
 カラカルのツンデレとかラストの「おうちにおかえり」とか、部分
部分で悪くない要素もあるんだけど・・・・・・・・・・う~~~む。
 エピソードとしては、忠犬ハチ公とか南極・昭和基地のタロ、ジロ
的なものを想定していたのかも知れないけど、ヒトと出会えて嬉しい
割りには尻尾が全然振れてないし、お手にお座りにフリスビー
キャッチと、《芸》も通り一遍のものでしかないし。イヌならではの
要素を散りばめるにしても、中途ハンパ感が凄まじい。

 カラカルの口調だから、非難の度合いが強くなりがちかも知れ
ないけど、それに逆ギレするキュルルって何なんでしょう? 最後
も「感謝して損した」みたいなこと言って喧嘩しているし。ホント
この世界のキャラクターたちってギスギスし過ぎではないですかね。
もしかしてこれが、吉崎観音氏が思い描いている世界観(たつき
監督による『無印』の世界は逆に、のんびりほのぼのし過ぎ)
だったりするんですかね?
 あと「かいじゅうえん」のイルカ&アシカにしろ、今回のイエイヌ
にしろ、能動的でないというか《ヒトの命令待ち》が多過ぎ。
 『無印』の場合、フレンズ自身の(あくまでも)自発的行動に
不具合を惹き起こす・・・何ていうか《けものの浅知恵》的な不足分
を、かばんちゃんが補って解決、という流れが多かったと思うん
ですが。
 能動的でないという点では探偵さんチームもそうで、誰かの依頼
がない(終わってしまう)と「これからどうしようか?」みたいな
話になるのは如何なものかと。 これが例えば、2~3話に一件
くらいのペースで色んなフレンズから出される依頼(全てキュルル
に関わる案件)を解決していくうちに、「(そんなに皆が気に懸ける)
ヒトって何だ?」と思った彼女らが、誰かの依頼ではなく自分たち
の好奇心に従ってサーバルたちを追い掛ける(実質的に行動を
共にする)とか、そういう展開があってもよかったんではないかと
思うんですけどねェ。

 今回のも(イエイヌがヒトと暮らしていたものではあったけど)
キュルルのおうちではないようで(*1)、まだまだ旅は続くんですが、
あと3話で片が付くんですかね、コレ?


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 ところで、先週放送の『歴史秘話ヒストリア』。手塚治虫先生の
アニメ(「アニメーション」ではなく「(TV)アニメ」)に懸ける情熱が
主題で、関連して『鉄腕アトム』を嚆矢とする日本のアニメブーム
概論が語られていたんですが、それによると現在は第四次ブーム
の只中だそうで。
 その中で『巨人の星』(第一次)『宇宙戦艦ヤマト』『機動戦士
ガンダム』(第二次)『新世紀エヴァンゲリオン』『ガールズ&
パンツァー』『進撃の巨人』(第三次)『君の名は』『この世界の
片隅で』(第四次)等々、そうそうたるラインナップ(*2)の一番
ラストに『けものフレンズ』が並んでいてちょっとビックリ。
 確かに一昨年春以降のPixivやYou tube、ニコニコ動画など
に掲げられた二次創作、三次創作の百花繚乱(玉石混淆とも
言う(笑))っぷりは、それが決して過大評価ではないと思わせる
もので、いちファンとして嬉しくもあり、悲しくもあり・・・・という
ところで。

 ・・・・ホント、どうしてこうなった?

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  *1:キュルルが明確に自分のおうちではないと言う以上、イエイヌがずっと
    待っていたヒトはまた別人なんだろうと思われるが、探偵たちへの依頼が
    (かばんではダメで)キュルル一択だったのは何故なんだろうか?
  *2:あくまでNHKによる定義であって、広く一般に定着している認識とは必ずし
    も一致しない、ということで。
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