どうもです。
先日の「論争」を想定してという訳ではなく、気分的にはただ単に
正月の帰省中に予定していた「宿題」を消化したに過ぎないんですが、
HGUCのギラ・ドーガを組んでみました。
発売前、模型誌などで掲載されていた写真ほどにはマッチョな印象は
ないんですが、設定画稿などと比べると、やっぱり若干太ましい感じは
否めないというところでしょうか。設定画だと、ヤクト・ドーガと比較して
貧弱なというか、ごくごく普通のザクに近いプロポーションになっていた
と思うんですが、実際に現物同士を突き合わせてみると・・・・・
あんまり変わりませんねェ。というか、胴体パーツに限って言えば、
むしろギラ・ドーガの方がちょっと大き目な気がするんですが。
設定的にはヤクトはギラとフレームが共通で、高出力(その分大型)
ジェネレータへの換装やサイコミュ関連システムの積み増しがある
ために、外観(や機体のボリューム)が異なっているということだった
はずで。
というか、ギラベースのフレームではサイコミュ関連が積み切れず、
NT専用機としては不十分な性能しか得てないという記述すら見かける
のに、これはどうなってるんでしょうかね?
ギラ → ヤクトで小型化してたら、そりゃあサイコミュも積み切れん
わなァ、とか思ったり。
ついでという訳ではないですが、ほぼ同時並行で組んだHGUCザクFZ
との比較。元々の設定身長格差があるとはいえ、こちらと比べると
ますますマッチョ(というか設定されている以上の格差)なイメージが
強くなります(*1)。
同じメーカー製の、同スケールの模型でこういう格差が起きるのは、
どういう経緯によるものなんでしょうかね。もしかして複数ある(?)設計
チームごとに企画を進めていて、他の(チームが設計した)製品との
比較検討みたいなことをしてないとか?
単体で観る分には決して悪くないのに、複数を比較してみると途端に
違和感や不具合、齟齬が発生する辺りが、ガンダムの文芸設定の
あり様にすごくカブるんですが。
その文芸設定的な話としては、毎度おなじみ(笑)取説の機体解説
テキストへのツッコミですが、とりあえず「長時間ミッション=長距離
巡航」ではないと思います。あと100機あまりが生産されて82機が実戦
配備、うち10機が指揮官用というのは何か典拠があるんでしょうかね?
“グリプス戦役後期に開発された原型機がアクシズ残党によって持ち
出され・・・・・云々”は、昔から言われていることでもあるのでともかくと
して、0093年当時の標準的なMS部隊編成のスペックからすれば、既に
旧式化し、機種転換寸前の機体であったというのはどこから来た記述
でしょう? 多分今までなかったと思うんですが。
当時の標準的なスペックとしては旧式であるなら、このテキストの前段
で、ほぼ同等のスペックを持ってるとされているジェガンがこの後30年
の間、現役であり続けた説明がつかないと思うんですが、どうなん
でしょうかね。
まあテキスト後段で、ぼかしつつもギラ・ズールのことを臭わせている
から出てきた記述なんだろうなとは思いますが、以前に設計・開発された
と言ってもほんの数年前のことで、第2世代型規格は満たしているん
でしょうし、この時期、(一般機にも援用可能な)革新的技術が開発
されたという訳でもなかったはずだし。
MSそのものが生み出された当時や、第二世代のムーバブルフレーム
やガンダリウム合金が導入される前後であれば、数年前の機体でも
「時代遅れ」になりかねないと思いますが、この時代だとそういう状況
にはならないような・・・。
現用の戦闘機や乗用車だって、革命的な新技術が生まれ難い状況
では、そうコロコロと機種転換(モデルチェンジ)はしていないと思うん
ですが(*2)。
あと、旧式機だが、調達価格が安かったから採用したというのも判ら
なくはないんですが、ほぼ無償供与だったという説もあるというのは
どうなんだろう?と思ったり。
ティターンズの専横に対する危惧から、連邦軍内部の反主流派
(→エウーゴ)を支援して、というのとは状況が違ってきてると思うんです
が。流石に、ネオ・ジオン軍に勝ってもらってシャア主導の世にしたい
とか考えてるとも思えないし。
戦争が起きて連邦側に損失が出れば、その補填のための装備調達
で、ネオ・ジオンにバラ撒いた分以上の実入りが見込めるからとか?
////////////////////////////////////////////////////////////
*1:ザクFZに関しては組んでる最中から違和感があったので、他の機種とも比較
してみたんですが、これはどういうことでしょう・・・・?
というかこれは?
ドムとの比較ならまだしも(それにしてもこれほどの身長差はないと思います
が)、旧ザクとの比較でこうなるのは、いくらなんでもおかし過ぎると思うん
ですけど。
・・・・・・道理で、ザクFZ組んでる時(あまりの小ささに)食玩か何かを組んでる
ような気分になる訳だ。
*2:今だと、戦闘機のステルス性能とか乗用車のエコ性能とか、世代交代を起こす
要因もあるにはあって、近い将来、非エコ車両が「時代遅れ」とされる可能性
は少なくないけど。
先日の「論争」を想定してという訳ではなく、気分的にはただ単に
正月の帰省中に予定していた「宿題」を消化したに過ぎないんですが、
HGUCのギラ・ドーガを組んでみました。
発売前、模型誌などで掲載されていた写真ほどにはマッチョな印象は
ないんですが、設定画稿などと比べると、やっぱり若干太ましい感じは
否めないというところでしょうか。設定画だと、ヤクト・ドーガと比較して
貧弱なというか、ごくごく普通のザクに近いプロポーションになっていた
と思うんですが、実際に現物同士を突き合わせてみると・・・・・
あんまり変わりませんねェ。というか、胴体パーツに限って言えば、
むしろギラ・ドーガの方がちょっと大き目な気がするんですが。
設定的にはヤクトはギラとフレームが共通で、高出力(その分大型)
ジェネレータへの換装やサイコミュ関連システムの積み増しがある
ために、外観(や機体のボリューム)が異なっているということだった
はずで。
というか、ギラベースのフレームではサイコミュ関連が積み切れず、
NT専用機としては不十分な性能しか得てないという記述すら見かける
のに、これはどうなってるんでしょうかね?
ギラ → ヤクトで小型化してたら、そりゃあサイコミュも積み切れん
わなァ、とか思ったり。
ついでという訳ではないですが、ほぼ同時並行で組んだHGUCザクFZ
との比較。元々の設定身長格差があるとはいえ、こちらと比べると
ますますマッチョ(というか設定されている以上の格差)なイメージが
強くなります(*1)。
同じメーカー製の、同スケールの模型でこういう格差が起きるのは、
どういう経緯によるものなんでしょうかね。もしかして複数ある(?)設計
チームごとに企画を進めていて、他の(チームが設計した)製品との
比較検討みたいなことをしてないとか?
単体で観る分には決して悪くないのに、複数を比較してみると途端に
違和感や不具合、齟齬が発生する辺りが、ガンダムの文芸設定の
あり様にすごくカブるんですが。
その文芸設定的な話としては、毎度おなじみ(笑)取説の機体解説
テキストへのツッコミですが、とりあえず「長時間ミッション=長距離
巡航」ではないと思います。あと100機あまりが生産されて82機が実戦
配備、うち10機が指揮官用というのは何か典拠があるんでしょうかね?
“グリプス戦役後期に開発された原型機がアクシズ残党によって持ち
出され・・・・・云々”は、昔から言われていることでもあるのでともかくと
して、0093年当時の標準的なMS部隊編成のスペックからすれば、既に
旧式化し、機種転換寸前の機体であったというのはどこから来た記述
でしょう? 多分今までなかったと思うんですが。
当時の標準的なスペックとしては旧式であるなら、このテキストの前段
で、ほぼ同等のスペックを持ってるとされているジェガンがこの後30年
の間、現役であり続けた説明がつかないと思うんですが、どうなん
でしょうかね。
まあテキスト後段で、ぼかしつつもギラ・ズールのことを臭わせている
から出てきた記述なんだろうなとは思いますが、以前に設計・開発された
と言ってもほんの数年前のことで、第2世代型規格は満たしているん
でしょうし、この時期、(一般機にも援用可能な)革新的技術が開発
されたという訳でもなかったはずだし。
MSそのものが生み出された当時や、第二世代のムーバブルフレーム
やガンダリウム合金が導入される前後であれば、数年前の機体でも
「時代遅れ」になりかねないと思いますが、この時代だとそういう状況
にはならないような・・・。
現用の戦闘機や乗用車だって、革命的な新技術が生まれ難い状況
では、そうコロコロと機種転換(モデルチェンジ)はしていないと思うん
ですが(*2)。
あと、旧式機だが、調達価格が安かったから採用したというのも判ら
なくはないんですが、ほぼ無償供与だったという説もあるというのは
どうなんだろう?と思ったり。
ティターンズの専横に対する危惧から、連邦軍内部の反主流派
(→エウーゴ)を支援して、というのとは状況が違ってきてると思うんです
が。流石に、ネオ・ジオン軍に勝ってもらってシャア主導の世にしたい
とか考えてるとも思えないし。
戦争が起きて連邦側に損失が出れば、その補填のための装備調達
で、ネオ・ジオンにバラ撒いた分以上の実入りが見込めるからとか?
////////////////////////////////////////////////////////////
*1:ザクFZに関しては組んでる最中から違和感があったので、他の機種とも比較
してみたんですが、これはどういうことでしょう・・・・?
というかこれは?
ドムとの比較ならまだしも(それにしてもこれほどの身長差はないと思います
が)、旧ザクとの比較でこうなるのは、いくらなんでもおかし過ぎると思うん
ですけど。
・・・・・・道理で、ザクFZ組んでる時(あまりの小ささに)食玩か何かを組んでる
ような気分になる訳だ。
*2:今だと、戦闘機のステルス性能とか乗用車のエコ性能とか、世代交代を起こす
要因もあるにはあって、近い将来、非エコ車両が「時代遅れ」とされる可能性
は少なくないけど。
他の項目だったら2~3件も書けば充分だったりするんでしょうけど、ガンダム
だと段落ごと、厳密にやり始めたら文節ごとに注釈で出典を書き出す必要が出て
きたりして(苦笑)。
設定間の齟齬や設定そのもの不備を補完するのに「オレ説」が入り込むのは
不可避だと思いますし、だからといってWikiの記述すべてを否定するつもりはない
ですが、すぐにウラが取れる一次資料もあるのにWiki(の、それもオレ解釈部分)を
根拠にいろいろ言っているのをネット掲示板などで見ると、ビミョ~な気分になり
ますね。
逆に、典拠がWikiだと知ると途端に(というか脊髄反射的に)否定に回る輩にも
同様な気分になりますけど。
ちょっと良く分からない感じですねぇ。
Wikiに書いた人も何を参照しているか初出を明記してくれればいいんですが…
旧キット解説に準拠するならそうするしかないでしょうね。旧キット → HGUC
がそのまま踏襲されているんだとすれば、一般機との識別も頭飾だけのようです
し。
>Wikiによると・・・・
確かに近藤版の(指揮官用?)ギラ・ドーガって、ほぼ円筒形の出渕版と違って
ゆるい角のついた箱型ですけど、別物扱いなんでしょうかね。
近藤版と出渕版の頭部形状(を含む全体のボリューム)の違いってアレンジと
いうか、ぶっちゃけ「手癖」レベルの差異だと思ってました。
旧キット解説にも載っているS型って、外見的にはいわゆる出渕版でいうところ
のF型(HJのシュツルム・ドーガとは別物)で、そのF型も「Bクラブ」の記事で、
元々はロケット発射装置だった頭部モジュールを、通信機能(偵察用の索敵装置
だったかも)を強化したものに換装したとか何とか書いてあったように記憶して
ます。
文責(?)・出渕氏のその記事によると、F型と頭部形状が異なるS型が別に存在
していて、こいつは確かに指揮官用の高級機で、G型(本編登場モデル)の一部に
このS型のパーツを流用した(暫定的な?)指揮官用機がある、みたいな記述で、
文中で明言はしてないもののレズン機がこれに当たるんだろうなと思ってますが。
出渕版に限定して考えれば、設定的にはS型なのに外見的にはF型というのが
旧キット解説のギラ・ドーガ改なんでしょうな。どうしてそういうことにしたのか
は解りませんが。
この辺りも、(劇中の時系列ではなく)各記事が出た時系列で整理してみたら
いろいろ判るかも知れませんけど。
指揮官機用の機能強化機とするのはやや苦しいような…
Wikiによると、通信機能・アビオニクス強化型の箱型モジュール
を頭部に追加した機体があるとのことですが、これは近藤版設定?
>HGUCギラ・ドーガの解説文はほぼ旧キットの解説文を踏襲してます。
こちらでも確認しました。機数に関してはこれが初出でしょうかね、やはり。
>指揮官機は10機で、一般兵機と識別するために頭飾が設けられている」
>(本文ママ)
指揮官機については「一部機能の強化」という文言も、旧キットインストには
見当たらないですね。
これはいわゆるS型のことでしょうか。SDでとはいえ、後々にキット化されても
いますし、バンダイ史観(笑)的に「アリ」ということで。
今回は情報提供でございます。
HGUCギラ・ドーガの解説文はほぼ旧キットの解説文を踏襲してます。例えば、
「通常装備は宇宙戦用で、バックパックも長距離巡航用を採用」
「100機余りが製造され、82機が実戦配備された。その中で指揮官機は10機で、一般兵機と識別するために頭飾が設けられている」
(本文ママ)
と言った具合。
旧解説に無いのは「ほぼ無償」「後継機をグラナダ工場が独自開発との説」の記述だけです。
「ほぼ無償」って、他ムックやBクラブ等で書かれていたんでしょうかねぇ?
→ http://moon.ap.teacup.com/mobigra/img/1234183438.jpg
ちょっとPhotoshopで弄ってみました。といってもFZザクを元画像から切り出し
て、旧ザクと同じ頭頂高になるように縦横比固定で拡大しただけですが。およそ
105%強ほど拡大というところでしょうかね。
それでもこの足首とかの大きさの違いは如何ともし難いですな。これが完全
新規設計機ではなく、F型として完成していた機体を改修したものだとすると、
元のパーツがどれほど残っているのやら。