左 ヤング・ギブス(演 ショーン・ハーモン)右 現在のギブス(演 マーク・ハーモン)
検索候補を見てて気になったんですが、結構「ジェスロ・ギブス」で検索している例がある。
この場合、このドラマの主人公のことで調べているのかなと思う。
実際、何故「リロイ・ジェスロ・ギブス」なのに、彼の親しい人は彼のことをセカンド・ネームの「ジェスロ」で呼ぶのと不思議に思っている人がいる。
これは、文化が違うことからくる疑問だろう。
私も日本文化の中で育ったので、確実な理由は判らない。
知り得る限りとただし書きがつく。
米国の場合、ファーストネームはあくまでその人の名前として付けているようだ。
重要性としては、
ファースト・ネーム 父方のゆかりの名前
セカンド・ネーム 母側にゆかりの名前
として構成されているようだ。
例えばギブスを演じている俳優のマーク・ハーモンの正式名はトーマス・マーク・ハーモンだ。
仕事をするにあたってなのか、ファースト・ネームを省いて使っているようだ。
たまにこういう例がある。
ファース・トネーム、セカンド・ネームと言っても付けられた個人の好き好きで重要度が変わっているらしい。
トーマスは結構古くからあるポピュラーネームになる。インパクトでは、マークの方が強いのかもしれない。
ギブスの名前も、シーズンが進むと、ギブスの名前「リロイ・ジェスロ」は父の友人だった黒人からもらったという話が出てくる。
けれど、それより前にギブス自身がある中東出身の事件関係者に名前を聞かれ「ジェスロ」と語っている。それに対してその青年が「神の友人か」と答えいる。
ジェスロには、エイブラハムの義理の父の名前で、イスラエル人と一緒に海を渡ったという宗教上の逸話があるようだ。
そう思うと意外と理由は簡単なのかもしれないと思う。
この「NCIS ネイビー犯罪捜査班」は2003年から放送が開始されている。
この当時ドラマの中でも、アメリカ同時多発テロが大きなテーマになっている。海軍が巻き込まれる事件を専門に扱う捜査局ということで、主題としては避けて通れないものだったのだと思う。
制作サイドが、テロは許さないとしながらも、それでも最後は世界平和を願うという意味を持って主人公にこの名前を付けたのではないかと思う。
ドラマという娯楽性を重要視するなら、それもあり得るだろうな。
ドラマが開始した当時は、世界中で見られるドラマになると予想していなかったかもしれないが、おそらく世界規模で見ると、「リロイ・ジェスロ・ギブス」という名前はとても深い意味が生じるように思う。
米国人はリロイがどの程度個人名として使われいるか、名字のギブスもどれくらいの割合、物語の名づけとしてどういう意味を持たせるかの意味も良く判っていると思う。
名前1つとっても、文化やドラマを制作する側の姿勢が見えてくる。
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