錯乱の中で本を出してしまいました

2012-08-18 22:39:44 | 私の本
 もう時間が経ってはいますが、私は本が出したかった。一生の夢だったかもしれない。

 きっかけというか、今しなければダメだと思ったのは、うちの親が入院したせいである。最悪の事を考えてくれと言われ、人間、こればかりは順番じゃない。今は親がそう言われているけど、私自身がいつどうなるか判らない。

 できるときにできることをするしかないと思った。

 それで、だしたのが「まやかし嬢」という本です。


 でもあの大変な時にすることじゃなかったのかもしれません。


 もっと余裕のある時にすることだったのかもしれない。

 
 もう1年あとに親のことも落ち着いてから出したら、いろんなことが違ったと思う。


 でも、その時、その判断はなかったんだけどね。



 いつだったか思い出せないんだけど、つらくて、東京から逃げ出したくて、熱海か箱根に行くことがあった。

 熱海はつかさんの「熱海殺人事件」という本があるし、他にも理由はあったんだけど、箱根は純粋に好きな場所です。

 その箱根に行った時、電車の中から、木々の生えた山々の風景を見ていて、



 あの、木々の下で白骨死体で眠りたい


 と思ったあたりは、精神的な打撃が思いきり大きい時期だったんでしょう。

 ちょうど、おじいさんが犬の散歩に裏山に行って死体を見つけるのに、いい場所だなぁと思ったのもある。


 こういうのは、威勢ですから。あの時、威勢に背中を押されなかったら、きっと何もなかったと思う。


 よかったというしかない。


 ないでしょう。


 それでも自著だから、愛しているけどね。

 愛しているけど、大変な時に出したもんだなとも思う。

 いくつかの感謝と、おのれの判断力の凄さにたまに


 …私は何をする人ぞ、と思ってしまうだけ。


 みな様もぜひ落ち着いた判断で、したいと思うことをして下さい。

 でもタイミングはいつくるか、判らないと言えば…判りません。

出たわよ、タイ版「まやかし嬢」

2012-07-28 13:40:49 | 私の本
 多分、紀伊国屋のページなんだけど、タイ語で出てるわ。

 意味不明。

 なんだろう?

 中国と韓国で海賊?版が出てるようだが、ついにタイでもか。

 なんでもいいんだね。規制が緩そうな所なら? それともなんかの押しがあった?


http://www.kinokuniya.com/th/index.php/tha/fbs003?common_param=9784779004605


 作者が1番知らないわ~~。


 っていうか、これがタイ語なんだ。イスラムのことよく書いてるからアラビア語かと思った。

なんで赤じゃなければいけなかったのか(夏前)

2011-05-17 21:00:00 | 私の本
 私は2009年の末に本をだしたのですが、この時期の出版になったことにも事情があります。

 本当は10月の予定だったのです。

 だから5月末までに原稿を仕上げてあとは、軽く直して、カバーイラストを作って、という話を聞いていた。

 6月だったか7月だったか記憶が曖昧だが、編集者が突然、メールで言い出します。


 ヒロインの座っている椅子は、何故、黒なのか。

 
 設定が、おんぼろビルに豪華な家具が入っている事務所となっているのです。それで椅子が黒と書いていたのです。

 何故、そこ?

 まさか、椅子の色が黒なのが問題になるとは思ってもいなかった。

 もちろん理由はあるのです。それを説明して
 「でも私が書くんなら、赤でもいいってことですよね」
 とこれが、余計なことを自ら答えてしまうのです。

 そしたら
 「赤にしてください」
 と返答がきた。


 今から~~?

 作品が全部できてから~~?

 ありえないーーーいと思ったんだけど、やるわけです。

 戯曲を書く勉強をしているせいもあって、直せと言われれば直して当たり前という気持ちがあるのですね。
 でもまさか、椅子の色を指摘されるとは思ってなかった。

 ネットで家具など見ながら考えてます

 とメールで書くと
 
 こういうのもあります

 と資料を送っていらっしゃる。とても速い。
 
 そこまでして直させたいかと思うのだが、直すと言った以上、気持ちが動揺しながらも直す。

 言ってはいたのです。単に紙の上で色を「黒」から「赤」に変えればいいってもんじゃない。前後の内容も変えないと変えることはできませんよ。


 それでもいいようです。


 簡単に直すと言った私も、まるで弱みがなかったわけではない。だからわりと簡単に受け入れてしまった。


 「熱海殺人事件」という芝居をご存知でしょうか。
 つか先生が書いたものです。過去いろいろなバージョンで長い間上演されています。
 演じた役者さんもそうそうたるもので、古くは風間杜夫さん、阿部寛さん、石原良純さん、映画版では中代達矢さんも演じていらっしゃいます。
 そのほかにも数えたらきりがないほどの役者さんが演じています。

 簡単に内容を説明すると
 
 警視庁の捜査室の中で、不細工な女工を絞殺した幼馴染の男を、お前それじゃ恥ずかしくないのかと、刑事たちによって13階階段を上るまでの立派な殺人者に仕立て上げれていくというストーリーです。

 その主人公の木村伝兵衛が座っているのが、豪華なテーブルに椅子というセットなのです。
 もちろん、椅子の色は黒です。

 おわかりいただけましたか。これの影響が大だったのです。

 でも私の中でつかさんの影響というのは否定しがたく絶対であったのです。だからもう刷り込み現象のように豪華な机と椅子というと伝兵衛セットが出てきちゃうのです。
 もう無意識で出ているといってもいいくらい、すりこまれているのです。

 だから私としても言われた時に「私が書くなら…」となってしまったのです。


 しかしね、それでも、変える、すでに出来上がってしまっている話の椅子の色を変えるというのは簡単なもんじゃないのです。
 私の想像力が貧困と言ってしまえば簡単ですが、やはり師への尊敬有らばこそ出てきている所もありますからね。

 難しいのです。

 それでも変えました。
 私の話ですから。


 でもこの「椅子」については長い間遺恨が残ったようで、なるたけピリピリしないようにしていたのですが、どうもこのあとも「椅子」の話が出ると、ピリッとしてしまっていました。
 
 今はもう納得してますけどね。

 ここが大きな分岐点になりました。
 だからもしかしたら、ここで編集者に感謝すべきなのかもしれません。
 日が経つにつれ、そう思います。


 でもこれで10月に出るものが12月に変わったわけではありません。
 もう1回8月に変えませんかという箇所が出てきて、それに1番時間がかかってます。それと前後してラストのあたりも変えないかという話も出てきます。

 なんとなくぼかした、今風と言えば今風の終わり方をしていたのですが、はっきりさせた方が読者ももやもやしないから読後がすっきりするのではないか。
 そんなことを説明された気がします。

 
 読者のために書いてもらえませんか。
 そうしたら作品の質がもう1段階上がります。

 そう言われて、じゃ、上げましょうと直すわけです。


 そして当初の予定より70枚原稿が増えたわけです。

 もう中編の話を1本書いたようなものです。


 お客さんが手に取りやすいなら、200ページくらいがいいだろうと最初言われていました。行や文字の数の組み方を変えをしても70枚増えるとまずいわけです。

 どうしますか?

 きかれましたので

 削ります

 と答えました。


 この作業をするのに2か月ずれた、ということです。

 でもこの頃の5月以降これだけの原稿を書くというのはいろいろ計画が狂うことでした。
 「まやかし嬢」という話を考えるなら、これでよかったのですが、私の予定としては、


 ど~したらいいの~~というくらい狂いました。

 もう5月過ぎたら書かなくていいって言ったじゃない。
 そう言いたいくらい、事情が変わったのです。

「まやかし嬢」徐々に電子書籍が配信されてます

2011-01-18 00:00:00 | 私の本
 徐々にですが、配信中です。



 本当は一斉の予定でしたが、まあなんといっても多くの数がアップされてきますし、混雑時を避けてと思っていましたが、ショップサイドの判断で、いい時を狙ってあげてくれているようです。


 以前ご案内した所は全て、今月中には出ます(筈)

 ゆっくりと店先に他の商品とのつり合いなどを考えて並べるように、お店の方が考えてアップしてくれてます。

 ゆっくりと配信開始の場所が増えていくと思いますので、楽しみにしていてください。

 私の方も判り次第、ここに出していきます。




 なんといっても、幻冬舎ルネッサンスにとっては第1段組となりますから、あっちもこっちもてんやわんやさ。



 しかし先週からこっち、意味もなく疲れた。1人大騒ぎしてる気もするし。

 わざわざ人生3度目の交通事故にも遭ってるしねー。


 本当に何が起こるか判らない。



 いつか、テレビの創世記を何十年もたって振り返るように、私も何十年後かまで生き残って、電子書籍創世記のことを生き証人としてお話しするときができるといいですね。





 PDABOOK.JPより電子書籍がご購入いただけます。
  ↓
 http://pdabook.jp/pdabook/bin/product.asp?sku=l597847790046053&uri=http%3A%2F%2Fpdabook%2Ejp%2Fpdabook%2Fdefault%2Easp



 『まやかし嬢』
 
 e-honからご購入いただけます。
  ↓
 http://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?

「まやかし嬢」電子書籍配信は明日12日から(予定)

2011-01-11 02:00:00 | 私の本
 って所にきましたね。

 ここまで来るまで私の中ではえらい時間はかかってるので


 ときって本当に経つものね~~


 としみじみ思います。



 以下、12日配信予定の電子書籍の書店を改めて載せておきます。




 honto、

 どこでも読書、

 ソフトバンクブックストア、

 SHARP STORE、

 PDABOOK.JP、

 楽天ダウンロード、

 遊スタ



 また私も頑張ってリンクします。


 みなさん、よろしくお願いします。





 『まやかし嬢』
  
 
 【家族の絆を問うミステリィ】 幻冬舎ルネッサンス ¥1365

 アマゾンからご購入いただけます。
  ↓
 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4779004608/renaissancebo-22/ref=nosym/

電子書籍「まやかし嬢」はここから購入できます

2011-01-07 21:00:00 | 私の本
 電子書籍デビューする「まやかし嬢」ですが、扱う書店は今の所、下記となります。



 honto、

 どこでも読書、

 ソフトバンクブックストア、

 SHARP STORE、

 PDABOOK.JP、

 楽天ダウンロード、

 遊スタ

 こちらが1月12日よりダウンロード可能(予定)です。


 これからも徐々に増えていく予定です。

 すでに電子書籍を購入された方は終わりと思いますが、これ、PCでしかダウンロードできない、ipadじゃないとダメ、いくらか制約があります。

 うん、全体は判らないけど、私の場合は今の所、ある。

 まだ乗っていませんのでリンクもできませんが、これからできる日が来たら、徐々にリンクしていきます。




 どう書けばいいんだ~?


 っていうのを、ほとんど編集者に教えていただいてます。



 みなさんお判りと思いますが、私は機械に弱いのです。

 大丈夫かしら?私のPC能力。
 それが1番心配です。





 『まやかし嬢』
 ジュンク堂ネットストアHONよりご購入いただけます
  ↓
 http://www.junkudo.co.jp/detail.jsp?ID=0110789527

「まやかし嬢」が電子書籍になります

2011-01-06 21:00:00 | 私の本
 簡単に言っちゃうと、そうなんです。

 「まやかし嬢」が新たに電子書籍として誕生します。


 でもここへ来るまで長かったですね~~。

 早くお話ししたかったんですが、いろいろ手順の問題がありまして、今やっと、です。

 電子書籍か…。私もそれがどんな感じに仕上がっているのかまだ見ていないので、ドキドキです。

 



 今回のプロジェクトにかかわった皆様、ありがとうございました。
 とりあえずなんですが、ご苦労様でした。



 どこで購入できるか、それはこれからゆっくりアップしていきます。
 来週あたりからダウンロードできるようになるのでまとめてアップしていきます。


 みなさんが普段ご覧になっている電子書籍のお店も入っているかもしれません。
 

 今回はご報告となりますが、それだけでも、ドキドキです。
 もちろん、従来通り、本(紙)としても販売は継続していきます。

 そちらもこれからもよろしくお願います。





 『まやかし嬢』

 紀伊國屋書店bookwebよりご購入いただけます。 
  ↓
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4779004608.html

おすまししてる?

2010-10-10 21:00:00 | 私の本
 渋谷の「まやかし嬢」です。

 



 
 ちょっとおすまししてる?

 ※在庫状況と写真は一致するものではありませんので、ご了承ください。






 『まやかし嬢』
 
 e-honからご購入いただけます。
  ↓
 http://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000032360099&Action_id=121&Sza_id=GG
 
  

あ、いた

2010-08-23 00:00:00 | 私の本
 KINOビジョン紹介が始まり、KINOビジョン専用棚にうちの「まやかし嬢」が姿を現しました。

   
                      こんな感じで液晶画面があります。
                      そしてここは上に、あの紀伊国屋ホールがあります。
 
 新宿本店さんです。行き方→http://www.kinokuniya.co.jp/04f/d03/tokyo/01.htm

 

 あ、いた。って感覚です。

 刊行したのは昨年12月ですが、この8月に至るまで私は書店に自分の本が並んでいるのを見たことがありませんでした。ま、ここら辺は個人的な諸事情が重なった結果ですが、どこか寂しく、ぶらぶらと、本屋に自分の本を見に行ってきた~なんていうほかの方のブログの記述を見ると、なんでそんなことができるのかなーと羨ましかった。

 諸事情がなければ可能だったんですけどね。
 それでもパズルのピースが欠けたようで何かが足らない気分がしてました。

 それが上手く埋まった感じです。

 
 新宿南口店のうちの子。 行き方→http://www.kinokuniya.co.jp/04f/d03/tokyo/02.htm

 
 渋谷店のうちの子。 行き方→http://www.kinokuniya.co.jp/04f/d03/tokyo/05.htm


 すいませんね~。作者が1番はしゃいでるみたいで。
 でも8か月本屋で会うことができなかった親子とはこんな気持ちなんだと思います。

 まだまだ続いてますので、地方の紀伊国屋もよろしくお願いします。

 私がいける範囲で週末巡ってみました。




 ネットからもご購入できます。

 『まやかし嬢』
 紀伊國屋書店bookwebよりご購入いただけます。 
  ↓
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4779004608.html

君が向かうKINOビジョンはここだ!

2010-08-21 00:00:00 | 私の本
 さあ、いよいよ今日から2週間に渡り、紀伊国屋書店のKINOビジョンで「まやかし嬢」が紹介されます。
 KINOビジョンがごらんになれる店舗をご案内いたします。

  
 紀伊国屋書店 札幌本店 http://www.kinokuniya.co.jp/04f/d03/hokkaido/08.htm
           仙台店 http://www.kinokuniya.co.jp/04f/d03/miyagi/01.htm
           富山店 http://www.kinokuniya.co.jp/04f/d03/toyama/01.htm 
           前橋店 http://www.kinokuniya.co.jp/04f/d03/gunma/01.htm
           さいたま新都心店 http://www.kinokuniya.co.jp/04f/d03/saitama/04.htm
           流山おおたかのもり店 http://www.kinokuniya.co.jp/04f/d03/chiba/01.htm
           新宿本店 http://www.kinokuniya.co.jp/04f/d03/tokyo/01.htm
           新宿南口店 http://www.kinokuniya.co.jp/04f/d03/tokyo/02.htm
           渋谷店 http://www.kinokuniya.co.jp/04f/d03/tokyo/05.htm
           玉川高島屋店 http://www.kinokuniya.co.jp/04f/d03/tokyo/06.htm
           大手町ビル店 http://www.kinokuniya.co.jp/04f/d03/tokyo/09.htm
           国分寺店 http://www.kinokuniya.co.jp/04f/d03/tokyo/11.htm
           横浜店 http://www.kinokuniya.co.jp/04f/d03/kanagawa/04.htm
           梅田本店 http://www.kinokuniya.co.jp/04f/d03/osaka/01.htm
           本町店 http://www.kinokuniya.co.jp/04f/d03/osaka/07.htm
           京橋店 http://www.kinokuniya.co.jp/04f/d03/osaka/09.htm
           神戸店 http://www.kinokuniya.co.jp/04f/d03/hyogo/04.htm
           徳島店 http://www.kinokuniya.co.jp/04f/d03/tokushima/01.htm
           広島店 http://www.kinokuniya.co.jp/04f/d03/hiroshima/01.htm 
           クレド岡山店 http://www.kinokuniya.co.jp/04f/d03/okayama/02.htm
           広島店 http://www.kinokuniya.co.jp/04f/d03/hiroshima/01.htm
           福岡本店 http://www.kinokuniya.co.jp/04f/d03/fukuoka/04.htm
           ゆめタウン博多店 http://www.kinokuniya.co.jp/04f/d03/fukuoka/01.htm
           長崎店 http://www.kinokuniya.co.jp/04f/d03/nagasaki/01.htm
           鹿児島店 http://www.kinokuniya.co.jp/04f/d03/kagosima/01.htm
     
 県名に弱い私が全てぶっ飛ばして見られる所のみをピックアップいたしました。後ろに詳しい場所が判るように案内をリンクしてあります。

 いつ映像が出没するかは判りませんが、1日30回は流れますので、もし立ち寄った紀伊国屋で液晶画面が店頭、もしくはレジ上にある場合は少し足を止め、注目してみてください。

 ここは専用棚に本の用意もありますから、是非、手にとってレジまでお進みください。
 
 夏休みの本の感想文が終わってない学生さん。
 これから迎える秋の読書シーズン用の1冊をお探しのみな様。

 お求めいただけると嬉しいです。






 『まやかし嬢』
 紀伊國屋書店bookwebよりご購入いただけます。 
  ↓
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4779004608.html