そういう言い方が普通になりつつある。
子供のためにならない、むしろ害になる親のことを称していうようだ。
そんなこと言ったら、うちの親など、毒親そのものだ。
ただし、これには時代背景が大きくものをいっている。
娘から毒親とされるうちの親は、子供の頃は、親のいうことを聞くのが当たり前というのが時代だった。
だから職業も親が決めて、そのために勉強をしてというのが当たり前だった。
本人のなりたいものは別だったとしても、関係ない。
しかしうちの親の場合はそれがあっていたのね。
少なくとも周囲からも本人の熱意からもそう見える。
ただ1番困ったことは、そうやって育っているから、子供にも当たり前にそれを強制することだ。
時代は変わっている。
親が子供の意見を聞いて、子供の意見を尊重したり、違っているならそれを言葉で悟らせる時代になっているんだけど、自分がされたことをそのまま繰り返す。
よく〇〇の連鎖というが、まさになんの疑いもなく自分がされてきた教育を子供にする。
ここに新たな葛藤が生まれる。
意見を聞いてくれない親、意見を押し付ける親。
それでいて、いい結果が出ると自分の手柄にする親。
毒親だわねー。
嫌われるわ。
個人的な経験から言うと、徹底的に戦うか、そうでなければ徹底的に逃げ出すか。
そんなものしかないのかなと思う。
しかし親というのは、どこまで行っても付いてくる。
忘れた、捨てたつもりでも心の中にいついている。
生まれたときから一緒にいるわけだから、刷り込みが尋常じゃないのよね。
それでも超えていく人も、親からの理解を得る人もあるでしょう(子供が自分の意志を通した挙句成功すればね。これは親の態度がガラッと変わる例だわね)
でもなかなかそこまで行ける子供はいないよ。
そこへ行くまでに親の毒に当たって気力を無くす。
自分が親になれば、いつの間にか同じタイプの親になっている。
悪循環は続くのよ。
だって親は自分がされてきたことしか知らないんだもの。
他の方法が思いつかない。
親になると、親って難しいと一律に思うことらしい。
確かに絶対確かなテキストというのはない。
あるのはあくまで自分が経験した「親の姿」これだけなのだから。
そういう意味では、子供を育てるって、究極の賭けだったりして?
けれど地球を主に回している人間がそうであるということは……。
地球がどうしようもないギャンブル好き?
ギャンブルが地球を回す?
それほど人間の教育とは、大きな問題を孕み続けた問題だということだろうか?
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