毒親設定

2019-08-05 12:30:00 | 日記風


 そういう言い方が普通になりつつある。

 子供のためにならない、むしろ害になる親のことを称していうようだ。
 
 そんなこと言ったら、うちの親など、毒親そのものだ。


 ただし、これには時代背景が大きくものをいっている。

 娘から毒親とされるうちの親は、子供の頃は、親のいうことを聞くのが当たり前というのが時代だった。

 だから職業も親が決めて、そのために勉強をしてというのが当たり前だった。

 本人のなりたいものは別だったとしても、関係ない。

 しかしうちの親の場合はそれがあっていたのね。

 少なくとも周囲からも本人の熱意からもそう見える。

 ただ1番困ったことは、そうやって育っているから、子供にも当たり前にそれを強制することだ。

 時代は変わっている。

 親が子供の意見を聞いて、子供の意見を尊重したり、違っているならそれを言葉で悟らせる時代になっているんだけど、自分がされたことをそのまま繰り返す。
 
 よく〇〇の連鎖というが、まさになんの疑いもなく自分がされてきた教育を子供にする。

 ここに新たな葛藤が生まれる。

 意見を聞いてくれない親、意見を押し付ける親。

 それでいて、いい結果が出ると自分の手柄にする親。

 毒親だわねー。

 嫌われるわ。

 個人的な経験から言うと、徹底的に戦うか、そうでなければ徹底的に逃げ出すか。

 そんなものしかないのかなと思う。

 しかし親というのは、どこまで行っても付いてくる。

 忘れた、捨てたつもりでも心の中にいついている。

 生まれたときから一緒にいるわけだから、刷り込みが尋常じゃないのよね。

 それでも超えていく人も、親からの理解を得る人もあるでしょう(子供が自分の意志を通した挙句成功すればね。これは親の態度がガラッと変わる例だわね)

 でもなかなかそこまで行ける子供はいないよ。

 そこへ行くまでに親の毒に当たって気力を無くす。

 自分が親になれば、いつの間にか同じタイプの親になっている。

 悪循環は続くのよ。

 だって親は自分がされてきたことしか知らないんだもの。

 他の方法が思いつかない。

 親になると、親って難しいと一律に思うことらしい。

 確かに絶対確かなテキストというのはない。

 あるのはあくまで自分が経験した「親の姿」これだけなのだから。

 そういう意味では、子供を育てるって、究極の賭けだったりして?

 けれど地球を主に回している人間がそうであるということは……。

 地球がどうしようもないギャンブル好き?

 ギャンブルが地球を回す?


 それほど人間の教育とは、大きな問題を孕み続けた問題だということだろうか?



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