日常がミステリードラマ?

2016-09-26 03:00:00 | 日記風

 pixabay.com(出典)




 何故か警察とは縁があるらしい。


 まだ私が子どもの頃、住んでいたマンションの近くに大人のスーツの男たちが円を作って立って何かを話していた。

 どうも、刑事が事件の聞き込みに行く前の打ち合わせをしていたらしい。


 また違うとき、自宅のあるマンションに帰ろうとして外から管理人室が見えた。

 ここに、管理人とは明らかに異なる男が1人座っていた。

 座っているだけなら別に構わないのだが、目つきが…いわゆる蛇のような目つきとしか表現のしようがなく、当時私は(や、や○ざがいる)と思って、そのままマンションを通り過ぎ、あたりを一回りして帰った。

 そしたら、もういなかった。

 あとで母に聞いたら、母がさっさと聞き込みをしてきていた。

 隣のマンションに逃亡犯が女の部屋に隠れているらしいという情報があったので、刑事が隣のマンションの出入りを見られる場所を探したら、うちのマンションの管理人室しかなかったから、いたというのである。

 結局逃げられたらしい。

 でも、あの目じゃ、さ…。

 子どもだっておかしいと気づくんだから、犯人もかくまっている女も気付くわよ。


 まさに、ミステリードラマに出てくる。

 「あんたっ、逃げて、刑事があんたを探しに来てるわっ」が

 隣のマンションのどこかの部屋で起きてたわけだ。


 あの一瞬も見逃さないと構えすぎて、蛇になってる目つきよ。

 どれほど怖かったか。

 悪と善って近寄りすぎると似るって本当なのねー、と子ども心に思った。


 
 書き出したら、キリがないけど、こういう話は山のように日常に起きる。

 
 もっと怖かったこともある。


 今はまだいうのも怖いくらいのことだ。


 私の日常は普通に生きててミステリードラマらしい。

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