なんと、あの「セーラ服と機関銃」が再び帰ってくる。
今回は続編の「セーラ服と機関銃ー卒業ー」という20年年くらい前じゃないですか?に書かれた小説の映画化だ。
演じるのは’過ぎるアイドル’の橋本環奈だ。
しかも、この環奈ちゃんが主演を務める映画を制作すると決めた後で、作品が決まったという。
配給元の角川映画だが、元々ここは、例えば薬師丸主演と決めて作品を決める…角川アイドル育成法にのっとって決められている。
「セーラ服と機関銃」と言えば、81年に薬師丸ひろ子
ドラマ化は82年の原田知世の事実上のデビュー作
この当時原田知世は14歳だ。
そして再びの時を経て06年に再びのドラマ化
長澤まさみが演じている。こちらは連ドラ初主演だった。
このときはもうセーラ服で機関銃をぶっ放すのはドラマのお話ではない時代になっていたので哀調が強くなり、この作品の原作から登場する「か・い・か・ん」は封印された。
環奈ちゃんバージョンは角川映画40周年として制作される。監督に前田弘二氏で来春公開のようだ。
原作者の
赤川次郎氏とツーショットだが、この方は80年代前後、大ベストセラー作家として君臨し、彼の原作で主演を勤めれば、スターになると言われたほどだ。
すべて角川×赤川の力ありきで成功してきた。
すさまじき、時代を越えた赤川パワー
「セーラ服と機関銃」は
父を事故で亡くした女子高生の星泉が祖父の遺言で弱小やくざ組「目高組」の組長に祭り挙げられる。
しかし父にかかったヘロイン密輸の疑いで刑事に付きまとわれ、太っちょという本来のヘロインが渡るべきだった大組長、それを横取りしようとする組長らに1人、1人と組員を襲われ、泉自体も大きな危機に見舞われる。
そんな汚い奴らに機関銃をぶっ放す――。
という高校2年生から3年に進級した所で続編のストーリーができている。
この女子高生と機関銃という突飛な組み合わせが、あり得ない時代に誕生した作品だが、今は、これも難しくなってきてます。
それプラス、前者の薬師丸ひろ子、原田知世のイメージが強すぎて次ができにくい。
今回、続編の映画化となり、やっぱり赤川次郎氏か!という気持ちも強い。
時代を越えて角川映画、赤川次郎は飛躍するんだ…。
今度は橋本環奈というとびきりの時代のヒロインを迎える。