エビ―タ―が紙幣を飾る エビ―タの肖像の100ペソ紙幣発行へ

2012-07-27 13:00:00 | ニュース
 アルゼンチンのフェルナンデス大統領が、没後60周年を記念して、かつての大統領ペロンの夫人、エバの肖像が書かれた100ペソの紙幣を発行すると決めた。

 発行枚数発行時期ははっきりしていない。


 エバ・ペロンというとピンとこない方もおられるだろうが、劇団四季、マドンナ主演で映画化された「エビ―タ」のモデルとなった女性である。

 大統領夫人になるが、婦人科系の病気(癌)で33歳の若さで生命を落とした。

 大統領夫人となったエバは社会的弱者を救う活動をし、国民的人気を集めた。今も彼女はアルゼンチンの伝統的な存在として名を残している。


 しかし、エバほど、向上心の強い女はいない。

 私は正直、こういうはっきりした女性は好きだ。有名になりたい、その一心で男を取り変え引返して地位を上げていく。最後は大統領夫人にまで上り詰めた。

 そのエバの最後の夢は副大統領になることだった。しかし、それは叶わずに終わる。


 しかし、アルゼンチンというか、南米は凄いところで、普通、血縁など身分を大切にするが、それが全くないところだ。


 エバはアルゼンチン郊外の小さな村の地主かなんかの娘として私生児として産まれた。だからか、人1番成功したい気持ちが強く、ブエノスアイレスに出てからは、女優、ラジオドラマの声優として人気を博した。その間も上に這い上がる為の努力は欠かさない立派な根性だ。
 その中でペロンと出会い、ペロンを応援することで彼を大統領の地位に押し上げた。

 これがまた凄い。

 ペロンも私生児なのだ。

 普通、こういう組み合わせの2人が国の頂点に立つというのは、凄いと思うよ。あり得ないだろうって気がする。

 しかし、大統領夫人になったエバは多くの弱者を助けた。彼女の大統領夫人夫人だった頃の業績は評価に値する。


 私も昔読んだ本なので、うろ覚えの所もあるのだが、大統領のファン・ペロンのファンの名前だったか、ミドルネームだったが、彼女の父親と同じなのだ。

 あの時は、この2人は運命の2人だな~と感心した。

 でも縁のある2人と言うのは、そういう共通項があるのかもしれない。

 しかし、このファン・ペロンはロリコンでエバは結婚した時26歳だったが、若い女好きのペロンのために年齢をいくつか若く言っていたようだ。

 
 エバはエビ―タの愛称で親しまれ、大統領より愛されていただろうね。


 病気にならず、もしエバがもっと上の地位を狙っていたら…アルゼンチンはどうなっていただろう。

 芝居としてその業績や名を残しただけだが、もっとやらかしていたかもしれない。


 ペロンはエバの死後、数年か数十年後、また結婚をするんだけど、その時も若いダンサーだかモデルと結婚した。

 やっぱり若い女が好き。

 そして、そういう派手な職業の女が好きだったのだろうか。

 それとも亡くしてしまったエバの面影を探していたのだろうか。


 エバあってのペロンだった。



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