7年目の自分探し

2007-08-10 19:57:40 | 日記風
 「売春捜査官」IN紀伊国屋ホール。平日の14時開演にも係らず凄い観客です。

 私が観た回は筋金入りの長い劇団員の方々がキャストの方でしたので、よくつか芝居を理解してるそんな感じがしました。

 でも今回は凄い冷静に観てました。最近自分が出演する機会があり、また映画や芝居を観る機会が多いせいもありますが、ここの所、色々考えることがあります。
 すると色々見えてくることもあるものです。
 これはあくまで一般観客としての正しい見方ではなくものを作る人間としての見方です。
 でも個人的に今はそれが必要な気がする。

 若い頃、人はみんな自分探しをするものだけど、そこで間違った自分を見つけてしまうこともあるのかなって。
 一見「売春」の芝居とは関係のない話ですが、そんなことをつらつら思います。
 間違った自分を見つけるっていうより真実を見たくないから、理想の自分に自分を作り変えようという意味のない努力を始める・・・。
 ちょっとそんなことをしてた気がする。なんでそれをしたかったのかしらないけど。(まあ、判ってるだろうけど)無理矢理矯正されたものなら、いつか元に戻る時もくるだろう。
 ただ人って一生かかっても実は本当の自分に出会えるかどうか判らない。これが自分って思っても、その自分って奴の理解度も表現も年齢や環境で変ってしまうのかも知れない。
 私もそういう時が来たのかもしれない。
 
 役者は違いますが「売春捜査官」という芝居自体はもう7年位前から観てる。その過去の観劇歴と今の自分の境遇とがあいまって個人的に色々思うことがある訳です。
 ありました。
 
 私にとっては意味の深い観劇でした。


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