私に似た人

2007-03-21 20:31:33 | 日記風
 私が子供の頃、親が1番凄いんだと思っていた。何でも知っててなんでもできて。
 でも大人になるにつけ、そうじゃないということを知る。

 親の弱さや淋しさも知る。

 ふと思ったんです。

 もし仮に私に子供がいれば、その子はかつての私のように母の私を凄いと思い、私を信じ、私を待っていてくれたんだろうか。
 そういうのが、帰る場所になったりするんだろうか。

  
 そういうのって、楽しいのかも。・・・楽しいって思う人もいるんだよね。 

 

 どうも疲れているのでふとそんなことを考えてしまいます。

 なんでこんなことを書くかというとね。
 近々ちっこい舞台に立つ予定があるのですね。あるのはいいのだけど。取りあえず、観に来ませんか? のお誘いをしたりして。
 
 でも、返事がない。いや、無理なら無理で良いの。だったら早く返事を頂戴ってだけ。

 結構、この来てくれるの? くれないのって? って考えてるうちに私の中であるトラウマが動き出した。

 私が始めて舞台に立ったのは、幼稚園の時、ただのお遊戯会よ。それに来て欲しくてね、親に頼んだのよ、きてって。

 もう泣かせるただの子供心よ。見せたかったのよ、親に。わが晴れ姿って奴を。

 なのに、親の返す返事は「行くよ」言葉だけ聞いてれば、きそうだけど、実際聞いてる私の印象は「絶対来ない
だったわけです。それで余計、来て来ての嵐になるでしょう。するとうるさいになるらしく、「行く行く」って心にもない言葉を親は繰り返すことになり、その結果・・・。

 私は舞台の上からお遊戯をしながら親を探しました。お爺さんはいました。しかし 親はいない。お遊戯中ずっと探し続けたけど親はいない。

 いない・・・。
 
 それでもね、子供はやっぱ家に帰って親に会ったら「気てくれてたよね」と聞いてしまう。「うん、行ったよ、あんたが気づかなかっただけだよ」って言葉を聞きたくて。
 でもあっさり言ったんだよね、
 「だって仕事だったんだもん

 だったら、最初から言えばいいじゃん

 あれが今思えば、私の人間不信の始まりだったのではないかと思う。(本当か?)

 だもんでね、これなくてもしょうがないから、お返事だけくださいね。


 初めてのお芝居、来てくれなかった親のエピソードまで思い出してる私。暇人です。

 色んな新しい世界の人と出合っていかなくちゃね。トラウマなんかすっ飛ばす。私の世界をを広げてくれる人と。どんどん会って、変っていけば言いだけの話だから。破っていかないとなぁ、狭い世界を

 でも写真は春の定番チューリップ。そしてそれに寄り添うようなマーガレットの花。


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