なにかの神様

2007-07-16 07:16:07 | 日記風
 なんかそんな日もある。そんな1日だったの。土曜日。
 台風が南の方に上陸してるって、 東京も朝から雨。なのに、初めて行く稽古場に予定の1時間前から着いちゃって。
 ま、それは良いのよ、無事に稽古は終わり、私は夕方から移動。

 そこからよ、そのあの日の大騒動は。
 よくお笑い芸人の人が、思いがけない不幸に出会うと、「ネタを拾った!」って思うらしいけど、そんな感じよ。
 私は行き先に着いたら帰りの切符はすぐ買う方。それがそもそも今回の不幸の引き金。
 それで私鉄に乗れちゃって、乗り換えの駅に着いた時、重大なことに始めて気づいた。
 
 財布と携帯、稽古場に忘れた。

 どうしよーっって事態だけど、もうどうにもできない。誰かに助けを求めるにも携帯がない。公衆電話(それが今どきあるのも稀だけど)1円もないから、かけることも出来ない。って鍵がないから家にも入れもしない! 稽古場に戻ろうにも稽古場に戻る電車賃もない! ない!ない!ないないづくし!

 で、これは警察へ行こう。取りあえず電車賃借りて稽古場に一旦戻り、財布と携帯取り戻して・・・でも本当に稽古場に忘れてきたのかな・・・落としたとか?
 色んな思惑の飛び交う頭のままふらふらと交番を探して歩いてたら。しらないおじさんから「お姉さん、お茶飲みませんか? 」って
 え? なんか言ってる? 私が頭が モーロー としてる時。
 ねーさんはこれから警察に金借りに行くんだよっ

 信じられない・・・こんなできごと。

 交番行ったら、ちょうどお巡りさんが沢山いた時間帯らしく、3人くらいに取り囲まれて「どーしました?」って「お金貸して下さい
 事情を説明して貸していただきましたが「いくら?」「えーと、多分電車賃が160円の気がしたんだけど、200円と考えて、往復で400円貸して下さい」
「あっち行ったらあるんでしょ? だったら、200円でいいんじゃない?」
「・・・・・・そうかっ」
 もう完璧にパニック状態です。

 30分かけて稽古場に再び戻り、どうしたの? 何処まで行って戻って着たの?
っていい恥さらしをし。次の目的地へ辿り着く。

 もう今の私、どん底。
 でも本当にたった1日のたった数時間の間にこれだけのことが起こるっていうのはさ・・・。もう何かが降りてきてるとしか思えないよ。お笑いの神様じゃなくても、なんかの神様。

 じゃなきゃ信じられない。

 降りてきちゃったよ、きっと素敵な神様よ、信じておくわ。きっと前髪掴んじゃってるわっ


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