「愛される」記憶

2007-12-24 00:00:22 | 日記風
 ブックオフに本を買いに行く。

 書棚の間を歩きながらふと思った。

 ここにある本達ってみんな「愛された」記憶を持っているんだなって。
 
 新本を扱っている本屋に並んでいるのは、これから世間デビューしていく本達。みんな始めて飛び立つ社会にハラハラドキドキしている
 例え平台に積まれいても、競争の激しい世界で1ヵ月後どんな運命を辿っていくのか判らない。
 
 でも古本屋にある本達って、みんな1度はお客の付いた本なのね。例え同じ本が2冊並んでいても、どちらも誰かに買われ読まれた本。色々理由はあって手は離れてきたんだろうけど、みんな必ずお客のついた、愛された記憶を持っている。

 それって凄いな~って思う。

 誰かの心を1度なりとも通過してきた本達。一生懸命その物語を誰かに教えた本達。誰かの心を和ませたり、浮き立たせたりした本達。その自信が本一杯に広がってるんだろうな。
 
 この子達、きっとそれを誇りに思って胸張ってるんだろうな。
 
 そしてまた誰かに愛されていく、そんな確信持ってるんだろうな。

 かつてのあの日のように。

 写真は買った1冊の中に挟まっていた広告です。85年。それがこのまま綺麗に残っていると言うのはね・・・。
 私も本に付随する、帯びもこの手の広告も栞も大事にとっておきますよ。

 ちなみに遠い昔に聞いた話だと、サイン本は更に高く売れるらしいです(笑)その時、「○○さんへ」は入ってない方がいいみたいだけど(爆)
 
 なんていうか・・・青春だね

 大好きよ


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