スターのパワー

2007-12-30 00:13:42 | 日記風
 ここ数日に渡ってフィギアスケートが放送されていました。

 スケートが出来ればつらいことなんかない。

 フリーの演技、この4分間で全てが変る。

 選手が、アナウンサーが様々な言葉が放送から流れてきました。
 
 会場のお客さんの声援にパワーをもらって。
 
 選手達がそう言っているのが凄いなって思うの。フィギアの選手なんてみんな10代か20代前半が大半でしょ。その年齢でそれだけのことが判ってるんだから凄い。
 
 私より精神的にはみんな大人なのかな。
 
 人より前に出るって、人から自然に背中を押されて、なのかもしれない。
 それには、本人の誰よりも頑張っている姿が人の心を動かす。

 中学生の頃、徒競走に自信のなかった私が、ふいに「頑張れっ」ってクラス中の声援を受けて却って緊張した。
 で、転んだ
 「頑張れっ」って声に萎縮したのね

 でもそりゃ逆だったな

 本人に力がないとそんなことになってしまう。
 私は大丈夫って思ってないとね。
 
 つか先生の本によく出てくる台詞だけど、
 『スターの華とはなにがなんでも最後をハッピーエンドにする力なんだ』(銀ちゃんが逝く)
 と言うのがあります。

 みんなの声援をパワーにできる力のことだろうな。

 私ってなんだろう?と思い、自分の全貌が見えない時期が長く続きました。意味のない苦しみが続きます。それはある種の喪失感を呼びます。
 自分の名前や現状や過去は判っている。
 でも自分が本当は何者か判らない。なんとも心もとない状態です
 
 私もちょっとずつ色んな方の声をパワーに代えてきています。
 もう「頑張れっ」の声に転んだりしないように

 思えば、ここへくるまでにずい分長い時間が掛かった気もする。
 けれどきっと行き着いてしまえば、ほんの一呼吸してるくらいの時間でしかないのかもしれない。


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