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12歳で劇団に入り、16歳で手塚治虫の原作バンパイヤで主役を掴んだ。
俳優人生としては好調な出だしだ。
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子役時代
しかし、その為、やはり世間からは特別な目で見られたという。
彼にとって大きな挫折は大学受験の失敗だった。1度は主役をしたが、その後は特に大きな露出はなく、俳優を続ける意志もなかったようだ。
そして、受験に失敗し、家出までした彼に転機が訪れる。
俳優としてやってみないかという誘いだった。
当時スターだった萩原健一との共演
「傷だらけの天使」
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亨役で「兄貴」と呼ぶ姿が萩原謙一の次に目立った。
そして1代転機を迎えたのが26歳の時、それまでのチンピラ役のような逆とは正反対の小学校の熱血教師役を北野広大を演じた。これは1つの賭けだったとのちに本人も語っている。
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この「熱中時代」が彼を視聴率男としてスターへ押し上げた。
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熱中時代には刑事編もあるが、これはDVD化もされていない。
CSでやっと放送されたが、わけがある。
刑事編の早野武役には新妻・ミッキーがいた。
このミッキーがのちに水谷の最初の妻になるミッキー・マッケンジーだ。
~ミッキー・マッケンジー略歴~
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米・テキサス州出身、女優を目指しハリウッドへ来る。
テレビドラマ「ジェームズは16歳」「西部獲得」などで脇役を演じ 数々のコマーシャルにも出演。
新人女優を刑事編で使いたいということでオーディションが行われた。
これに水谷も参加する。
この最終テストは、撮影のため、日本に半年以上滞在するということになるので日本食が食べられるかというものだったそうだ。
こういう場合、どうしても自分の好みの女優をキャスティングすることになる。
彼女が器械体操をしていたため、その見せ場としてバク宙など、運動神経のいいところを取り入れた作品作りになるが、ミッキー個人としては日本で定着した人気が出なかった。
そして半年の撮影が終了する頃、水谷はミッキーに心を奪われていた。
彼女は撮影終了後ロスへ帰るが、水谷はそのミッキーを追い、単身ロスへ通った。
今から30年は前の話だ。
日本食が食べられないのも、日本から単身ロスへ飛ぶのも費用は半端じゃない。
その内、水谷の貯金が底をつく。
このまま別れるか、結婚して日本へミッキーを妻として呼ぶかの選択を迫られることになる。
水谷は基地近くで育ったため、外国人に違和感がなかったらしい。
1979年 「熱中時代・刑事編」にて共演
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1981年、結婚する。
alwaysnewstrend.com(出典)※恐らく番組内の衣装
1985年離婚する。
愛 今も私は「熱中時代」1999/12
ミッキー マッケンジー、 宮野 智靖:著、訳
この本は現在絶版になっているため、内容は判らないが、漏れ伝えてくるところでは、流産があり(多分男児)、2人の間に徐々に亀裂が入り、やはり故郷が恋しいミッキーが家を出て、違う男性と暮らし始めたことで結婚生活が破たんした。
そしてその後ミッキーはプロゴルファーとなる。
1986年、米国でプロゴルファーを初め
1988年8月5日、神から与えられた体験によりイエス・キリストに再献身する。
1993年1月28日、現在の夫タッド・ハワード(PGAプロゴルファー)と結婚、ミッキー・ハワードとなる。
今日、夫婦でゴルフツアー、ゴルフレッスン、コンサート、 教会でのメッセージなどを通してイエス・キリストの福音を伝える日々を送っているようだ。
もともと変わった要素を持つ女性だったのかもしれない。
私が子役だった頃、ある人に言われたことがある。
水谷さんのような人に面倒を見てもらえればいいのにとだ。
彼は自分が大事に思った人にはいろいろアドバイスを与えたり、手を差し伸べてくれるからだ。
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恐らく故・松田優作の『探偵物語』の何話か判らないが「夜汽車で来たあいつ」のワンシーンだと思う。
世話身が良い半面、気も短い人だったという。現在もそういう面倒見のいいところと気の短さが合わさって出ているのが、独裁者と呼ばれる所以ではないかと思う。
そして、現在の愛妻・伊藤蘭は知る人ぞ知る60~70年代を代表するアイドル「キャンディーズ」のランちゃんとして人気を博した。
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共に真ん中にいるのが、伊藤蘭、右にいるのが田中好子、夏目雅子の兄に嫁いだ。左が藤村美樹、彼女だけが復帰していない。
グループを解散後も3人仲がいいと言われる。(田中さんはすでに病にて他界)
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geino-newss.seesaa.net(出典)
お姉さんキャラとして人気があった。
しかし突然「普通の女の子に戻りたい」とスタッフにも言わず3人で決めてコンサートで発表してしまった。
解散の運びになるが、それから数年もしない内に伊藤蘭、田中好子と女優として芸能界にカムバックする。
特に伊藤蘭は女優を志望していたので、理想の形だったのだろうが、1度ああいう形で引退したこと、引退後は当然、前のキャラで売ることもできず女優としては注目を集めるには少し弱い物があった。
その頃、水谷豊が「あんちゃん」(日本テレビ系)でヒロイン役として伊藤蘭を起用
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「事件記者・チャボ」(日本テレビ系)
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と相次いで、相手役に起用、この頃から、熱愛の噂が出る。(もしくは水谷の猛アタック)
伊藤蘭の父方曽祖父は第15代広島市長・伊藤貞次(ていじ)のようだ。
「蘭」という名前も事実かどうか知らないが、野球好きの父が兄に「るい」(漢字不明)についたら、次は、走ると娘に蘭(ラン=走る)とつけたという話もある。
水谷は未だ妻を「蘭ちゃんさん」呼ぶという。いつか呼び捨てにするのが夢らしい。
1982年 ドラマ『あんちゃん』(日本テレビ系)で知り合い、
1989年 ハワイにて挙式
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現在の夫妻
その後も連続ドラマ、単発ドラマと人気を博す。常に第一線にいる珍しいスター俳優だ。
演技もかなり画面を計算した細かいことをする。
俳優はバイトと思ってしているというが、プロ意識は強いと思う。
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若い頃から身体が小柄なこともあり、女装もいとわない。
だから、今独裁者だの暴君だと言われるのは、残念である。
「相棒」も15年前から脚本家の輿水泰弘氏構想を練ってスタートさせた。彼にとっては思い入れのある作品だろう。
これほど熱中できる俳優は少ない。
正直なところ、これだけ、組む相棒と不仲説が出るというのも普通はあり得ない。せいぜい3流誌で書かれる程度だが、ここまで大きくいわれるのは、意図があるような気がしている。
ウリの1つですね。
ネガティブキャンペーンでも引いてるんじゃないかと思うほどだ。
26歳~62歳(?)駆け抜けてきた俳優だから、ぜひ、これからまたイメージアップを図ってほしいものだ。