話には聞くのよ。男の嫉妬の方がねっとりしてるっていうのは。
でも女だから私には想像がつかない。
「女も凄いよー」
って話になるだけ。
でもいくつか聞いた話をふと思い出し繋ぎ合せると(凄いかも)と思った。
知り合いなんだけど、突然話し始めたのよ。
その人の仕事仲間で普段飲みに行ってる、いわば友だち同士だと思うんだけど、その…例えば友人A…が○○が好きだって普段から言ってたらしい。
たまたま友人Aの友だち…私の知り合い…が友人Aの好きな人と会う機会があったそうだ。
それで(そうだ、友人Aが好きだって言ってた)と思って、好意でサインをもらってきてあげたらしい。
そして、友人Aは喜ぶだろうなーと思ってそれを渡そうとしたら、友人Aにそっぽを向かれたそうだ。
そんなもん、いらんってことね。
それで私の知り合いは頭にきちゃったわけだ。
まあ、ここまでだったら、羨ましいが高じて、その時の気分もプラスして、そんな態度を取ったんだろうなと思える。
が、しかし、凄いのは、その知り合いが言うには、その友人Aがそれから間もなく亡くなったそうなのだ。
よく怒りは毒だという。
怒りの毒が人を殺すということがある。
友人Aにもそれが渦巻いていた結果だったらしい。
それだと、まだ可哀想の残る話ではある。
凄いのは、その話を突然し出した私の知り合いが、笑いながら
「そいつ死んじゃったのよ」
と言ったことだ。
しかも実に実に勝ち誇って嬉しそうに。
そこで唖然としちゃったわけよ。
好意を無にされて、そこまでになるか?
おそらく仕事上、競争関係にあり、飲み仲間でもありながら、互いに嫉妬渦巻く人間関係を行っていた結果だったと思う。
でも
「そいつ死んじゃったのよ」
笑いながら言うその知り合いの方がよほど不気味だった。
その時はそれで終わったんだけど、私もいろいろ経験を重ねるうちに、
男の嫉妬はねっちこくて、尾を引く
ということがよく判ってきた。
これは男同士にしか判らない感情の推移なんだろうと思う。
女同士って、私が不幸なんだから、あなたも不幸でいて…って互いを高め合わない関係はある。でも嫉妬でそこまでするかというと、疑問なのよね。
それとも私のまだ知らない女同士の関係ってあるのかしら?
女の方がいざとなったら、バッサリ切り落として捨てる(かかわるのを止める)んじゃないかと思う。その結果、相手が亡くなったとしても
「可哀想だね…」
という感情をどこかで引きずりそうな気がする。
そこまで笑って人に話しだしたりしないと思う。
怖かったわ、確かに。あの瞬間ね。
ああいうのが男の嫉妬の正体なんだと、今にして思えば、思うんだ…。
でも女だから私には想像がつかない。
「女も凄いよー」
って話になるだけ。
でもいくつか聞いた話をふと思い出し繋ぎ合せると(凄いかも)と思った。
知り合いなんだけど、突然話し始めたのよ。
その人の仕事仲間で普段飲みに行ってる、いわば友だち同士だと思うんだけど、その…例えば友人A…が○○が好きだって普段から言ってたらしい。
たまたま友人Aの友だち…私の知り合い…が友人Aの好きな人と会う機会があったそうだ。
それで(そうだ、友人Aが好きだって言ってた)と思って、好意でサインをもらってきてあげたらしい。
そして、友人Aは喜ぶだろうなーと思ってそれを渡そうとしたら、友人Aにそっぽを向かれたそうだ。
そんなもん、いらんってことね。
それで私の知り合いは頭にきちゃったわけだ。
まあ、ここまでだったら、羨ましいが高じて、その時の気分もプラスして、そんな態度を取ったんだろうなと思える。
が、しかし、凄いのは、その知り合いが言うには、その友人Aがそれから間もなく亡くなったそうなのだ。
よく怒りは毒だという。
怒りの毒が人を殺すということがある。
友人Aにもそれが渦巻いていた結果だったらしい。
それだと、まだ可哀想の残る話ではある。
凄いのは、その話を突然し出した私の知り合いが、笑いながら
「そいつ死んじゃったのよ」
と言ったことだ。
しかも実に実に勝ち誇って嬉しそうに。
そこで唖然としちゃったわけよ。
好意を無にされて、そこまでになるか?
おそらく仕事上、競争関係にあり、飲み仲間でもありながら、互いに嫉妬渦巻く人間関係を行っていた結果だったと思う。
でも
「そいつ死んじゃったのよ」
笑いながら言うその知り合いの方がよほど不気味だった。
その時はそれで終わったんだけど、私もいろいろ経験を重ねるうちに、
男の嫉妬はねっちこくて、尾を引く
ということがよく判ってきた。
これは男同士にしか判らない感情の推移なんだろうと思う。
女同士って、私が不幸なんだから、あなたも不幸でいて…って互いを高め合わない関係はある。でも嫉妬でそこまでするかというと、疑問なのよね。
それとも私のまだ知らない女同士の関係ってあるのかしら?
女の方がいざとなったら、バッサリ切り落として捨てる(かかわるのを止める)んじゃないかと思う。その結果、相手が亡くなったとしても
「可哀想だね…」
という感情をどこかで引きずりそうな気がする。
そこまで笑って人に話しだしたりしないと思う。
怖かったわ、確かに。あの瞬間ね。
ああいうのが男の嫉妬の正体なんだと、今にして思えば、思うんだ…。