朝6:30分前後。
外に出ると、あたりがうっすらと明るいことに気付いた。
普段なら周りをみずに駐車場に向かうけれど、何気なくマンションの方をみると、月の周りにリングが出来ていることを発見した。
満月のように大きな月の周りに、薄い雲が広がっている。
そしてリングがはっきりと出来ている。
初めてみる光景に、雨が降るのだろうかと思ったとの同時に、畏怖の念も感じてしまった。
この時間帯の、この時期の、自分が立っている位置からみえるこの角度。
大きなマンションが目の前にあるのに、その上に月の月暈が現れている。
この条件が揃わなければ、私は月の月暈を見ることが出来なかった。
写真をとることも出来たけれど、急いでいたのでとるのはやめておいた。
太陽は陽であり、月は陰である。
男は陽であり、女は陰である。
相反するものであり、また反対がゆえに引き寄せあうものでもある。
太陽は命を育むものであり、月は潮の満ち引きを引き起こす。
それぞれの役割を持っている。