浜床のふろしき

尾道市因島から日常を記します

想い出と出会う

2005年02月26日 | 日常
フッとした拍子に別れた妻を想い出すことがある。子どもと一緒にいる時に、あの人ならどういう風に接するんだろうかとか、買い物をしている時に一緒に出掛けたこととか、音楽を聴いていて一緒にいた時間や場所が想い出されたりなんてことが、結構ある。
最近は以前のように感傷的になって涙を流すことは無くなったので、自分の中で整理できるようになったのかなぁと思っていたら、先日、あの人がしていた香水の香りに出会って、頭の中に想い出が駆け巡った。ドキドキして、しばらく何をしたら良いか分からなかった。意外な所で、あの人が登場したためだったのだろうか?
それが嬉しかったようにも思うし、悲しかったようにも思う。でもあの人に出会っていなければ、その香りに出会っても、何も感じることは無かったんだろう。
あの人に出会ったからこそ、今の自分があるんだと感じさせてくれる出来事だった。


海外移籍

2005年02月26日 | スポーツ
今年も数多くの選手が海外移籍を果たした。メジャーへ行った中村(近鉄)や井口(ダイエー)は長年の夢を実現させたし、サッカーのマルセイユに行った中田浩二(鹿島)は、前日本代表監督のトルシエという指揮官が実力を評価しての移籍だった。
毎年のように海外への移籍が報道されるようになったが、この先駆者は言うまでもなく野茂英雄だろう。彼の活躍があったからこそ、野球の世界でも、サッカーの世界(サッカーの場合は中田英寿の存在が大きいが・・)でも選手が海外を視野に入れるようになったように思う。

選手たちが、より高いレベルのプレーを求めて海外を視野に入れるのは素晴らしいことだと思う。しかし、最近の移籍事情をみると、勘違いしているんじゃないの?と首を傾げたくなることも度々ある。海外移籍希望だけれど、どこも獲ってくれなかったら日本の球団でもいいよ、なんてふざけてるんじゃない?しかも、金銭的評価が低いと文句を言っている始末。う~ん、どこから来るんだその自信。そもそもプロ野球の年棒はおかしいだろう。大した成績を残していない選手が何億円ももらっているし・・・。

ちょっと話が逸れてしまったけれど、海外にプレーの場を求めていく選手たちに言いたい。野茂選手が活躍して日本の野球が認められていったように、その個人に他の選手の将来も託されているんですよ。チャレンジして失敗して、「自分の力が足りませんでした」で満足しないで下さい。通用するだけでなく、活躍してくれるよう願っています。


お水取り

2005年02月26日 | 日常
奈良の「お水取り」の季節になってきました。昔からの言い伝えで「お水取りが終わると春がやってくる」とも言うそうです。
場所は奈良の大仏でも有名な東大寺(とは言っても寺の中の二月堂と呼ばれる建物)。すでに1250年以上、毎年続けられているという伝統の行事となっています。
正確には「修二会(しゅにえ)」と呼ばれるこの行事は、もとは旧暦の2月1日から行われていましたので、二月に修する法会という意味をこめて「修二会」と呼ばれるようになり、また二月堂の名もこのことに由来しているらしいです。
3月12日に「篭松明」(通常より大き目の松明)があるため、ニュースなどでも大きく報道され、多くの人が、この日しか「お松明」が見られないと思っているらしいとのこと。実は3月1日~14日まで毎日「お松明」は行われている。あの幻想的な光景を見たい人は、他の日に見に行ってみるのも良いかも(でも地元の人はいるから、それなりに混んでいるが・・・)。

僕自身、奈良に行くまで詳しく知らなかったけれど、こういう伝統行事が身近にある環境というのは、なかなかいいもんですよ。二月堂(ちなみに三月堂もあります)も、このお水取りくらいしか話題に上らないけれど、かなり良い建物だと思うし、近くには校倉造りの建物があって随分近くで見ることもできます。
修学旅行で東大寺に行っている人は、大仏もいいけど、こちらも見てほしいですね。

休みの日にゆっくりしたい、そんな気分の時に散歩コースとして出掛けてみてはいかがでしょうか?
といっても、因島に住む僕には無理だけど・・・。