昨日の朝日新聞を読んでいたら、こんな記事が載っていました。
「厚生労働省は、医療機関が名乗ることができる診療科を、現在の38科から20科程度に再編する方針を固めた。細分化して患者にわかりにくくなっている診療科を廃止する一方で、幅広い病気を診断できる医師に公的資格を与え、その医師がいる医療機関には「総合科」(仮称)を名乗ることを認めることなどが柱だ。
中略
「医道審議会に診療科名について検討する専門部会を立ち上げ、再編案を決めていく。08年度からの変更を目指す。」
なるほどね。たしかに、病院などの診療科って分かりにくかったりしますよね。「消化器科と胃腸科の違いは何だろう?」とか、「神経内科と精神科って、どう違うんだろう?」と思うし、実際に自分が胸が苦しい時に内科なのか、循環器科なのか、心臓血管外科なのか、呼吸器科なのか、なんて悩んだりします。
病院に受診する患者のために考えられたなら、厚生労働省も大したものです。
ただ新聞で無くなる予定の診療科を見ると、それは必要なんじゃないの?と思うような診療科もあります。それに現場(医療専門職)の立場から見ると、「総合科」なんて曖昧なものが必要かどうかという意見も出そうです。
とりあえず、08年度からの変更を目指すなんて言わないで、しっかりと検討をお願いします。