6月23日が何の日か知っていますか?と問われて、すぐに「沖縄慰霊の日」と結びつく日本人は何人いるでしょうか。
僕は広島県に生まれ育ち、8月6日が特別な意味を持つ日だと教えられてきました。しかしながら、6月23日についての知識は全くありませんでした。どちらも戦争に愚かさを伝える大切な日だと思います。
ただ、ここで心に留めておきたいのは、6月23日にしても8月6日にしても、あくまでも日本が被害者の立場として大切だと考える日だということです。
日本人の多くが、広島や長崎に原爆が落とされたことで自分たちを「被害者」だと考えています。でも実際にそうなのでしょうか?
南京大虐殺や真珠湾攻撃など日本の侵してきた行為に対して、「加害者」としての意識があるのでしょうか?少なくとも僕が受けてきた教育の中では、いつも「被害者」であり、「加害者」ではなかったように思います。
6月23日の慰霊の日に祈りを捧げるならば、亡くなったのは日本人だけではなく、世界中の人が戦争で亡くなっていることを考え、戦争が無くなることを祈ってほしいと願います。