天気(雲)を題材にした小説がどれほど存在するのか分かりませんが、僕が読む中でこんなに詳しく説明している天気小説は初めてです。
昔から空を見上げて天気予報をするという話はよく耳にします。
そこには経験や知恵が含まれていて、興味深くもあります。
ただ自然の力は僕たちが勝手に変えることは出来ないものでもあります。
地震も津波も台風も、事前に予測したり、知る事は出来るようになってきていますが、その存在自体を人間の都合で変更する事は出来ません。
また、してはいけない気がします。
僕たちは自然の力を受け入れ、予測する事で被害を少なくする事が必要なのだと思います。
そんな事を考えさせられる小説です。