浜床のふろしき

尾道市因島から日常を記します

解決方法

2015年09月05日 | 日記
 人は何か上手くいかないことがあった時、「言い訳」を探します。
その殆どが自分以外の人やモノに原因を求めるのです。
「あいつが下手だから・・・」
「こんなデコボコのグランドで試合をしろなんて・・・」
 そんな言い訳を探している時は、解決するための手段や方法まで思い至らないものです。
でも、上手くいかない「理由」を探している時、人は「どうしたら上手くいくのだろうか?」と考えを巡らします。

そして「あいつが下手」や「デコボコのグランド」を特徴として捉えることが出来ます。
「あの選手はボール扱いが上手くないから落ち着いて出来るように近くでサポートしてあげよう。走るのは速いからゴール前に走り込んでもらおう。」
「デコボコのグランドでボールが跳ねるから、繋ごうとしたら危ないかもしれない。早めに相手コートのスペースにボールを運ぼう。イレギュラーに対応できるようにボールの正面に立つようにしよう。」

さらには、現状の問題解決から将来の問題解決へと目が向くようになります。
「ボール扱いが上手くなるように今度からは一緒に自主練習しよう。」
「少し早く来て試合前にグランド整備をしよう。」

そこには言い訳にあった自分以外の人やモノに原因を求める姿ではなく、自分が関わることで問題解決をする姿が現れます。

ここまで出来れば充分だと思いますが、僕が中学生のサッカーを指導する中でさらに求めるのが、
「自分の考えを相手に伝えているか」ということです。
自分が関わるだけでは解決できないことが沢山あります。
仲間と協力することで易とも簡単に解決する事だってあるのです。
その中で自分の考えだけでなく、相手の考えも聞きながら、コミュニケーションがとれるなら、なお素晴らしいと思います。