ご飯も炊きあがってそろそろお昼の準備にとりかかろうとしていた11時半ころ
弟が「お昼済んだ?」とやってきた。今日はお寿司屋さんがお休みなのでてんぷらや
に行ってきた。
義妹がポルトガルに行っていて留守なのだ。
義妹に外国旅行の味を教えたのはわたくしである。
以前書いたことがあるけれど、夫が逝って2年過ぎたころ何とか少し元気を
取り戻してきて、彼と行くはずだったカナダ東部のメープル街道へ行ってこようと
思っていた。バンクーバー、バンフなど西側へは2人でゆっくり個人旅行をしたが
1人で個人旅行をする勇気はなかったのでツアーに乗ろうとパンフレットを
見たりしていたのだ。
そんな時彼女がやってきた。帰り際、ふと「わたし、カナダへ行こうと思うんだけれど
あなた行く?」彼女は「行く、行く。行きた~い」ということで2人で行くことに
なったのが彼女と外国旅行をした始まりである。
それから夫と2回計画して地震や暴動などで行きそびれていたトルコやニュージーランド
北欧、中欧などへ一緒に行った。
その間、わたくし1人で行ったのは中国石林と北京・天津の再訪くらいである。
主要な国へはすでに30回近くの外国旅行で行っているので行きそびれていた国ばかり
である。「申し訳ないね。」というと「私はどこへも行っていないので、どこでもいいの」
と付き合ってくれた。近場のアジア圏だけしか彼女は行っていなかったから。
わたくしと夫は英語圏へは個人旅行したのでゆっくり、のんびり旅だったが、
ツアーはどうしても疲れる。2万歩も歩くこともざらである。やめることにした。
その後、彼女は娘を誘って年に1度外国旅行をしている。わたくしと行かれなかった
フランス、イギリス、ドイツなど誰もが最初に行く国々へ・・。