大阪桐蔭高校の根尾選手が愛読しているという本を名古屋の
三省堂が売り出したそうだ。レジ近くの目立つ場所に平積みで。
中日ドラゴンズに入団が決まった翌日には並べたという。
「思考の生理学」(外山滋比古)、「論語と算盤」(渋沢栄一)、
「嫌われる勇気」、「リーダーの禅語」等々。
失礼ながら外山滋比古氏がお元気で今もご活躍とは知らなかった。
おめでたいことである。若いころ、ずいぶん読んだものだ。
「知的生活習慣」「知的創造のヒント」「日本語の論理」「日本語の作法」
など沢山のご著書がある。
TVによると三省堂の商魂は大当たりでよく売れているようだ。
それにしても思わず笑ったのは、「孫が野球をしているので読ませたい」
と購入していった女性。
祖母心はよく分かるけれど、読書は何かの(この場合、根尾選手)
きっかけで好きになることもあるが、根尾選手が愛読していたからと
いって急にその本を読んで読書家になることも、まして野球がうまく
なることもほぼないであろう。
・・・・が、来年からの甲子園は根尾選手のような優れた野球少年で
あふれかえるかもしれない。
親(祖母)心は温かくて、そしてちょっぴり切ない。
余りにも騒がれて根尾少年がつぶれませんように!
しっかりしているということだから安心だけれど。