NHK大河ドラマに刺激されて、城山三郎の「雄気堂々」をキンドルに入れた。
家に帰れば本棚にあるのだけれど。
登場する人物は有名人ばかり。
退屈なので江上剛氏の作品をかなり読んだ。
クロカネの道(井上勝)..
成り上がり(安田善次郎)
怪物商人(大倉喜八郎)などなど。
安田善次郎は安田財閥の創始者だ。
大倉喜八郎は帝国ホテル、東京電力などを造った実業家。
こういう人たちが登場する。
江上氏は第一勧銀で広報部次長だったとき、総会や利益供与事件が起き、混乱収拾に働いた人である。
その後退職、作家になる。
一勘は沢山の銀行と合併して「みずほ銀行:になる。
一勘は第一銀行と勧業銀行が合併した銀行だからもとは渋沢栄一が作った銀行である。
先日、みずほはATM障害を何度も起こした。カードや通帳が吸い込まれて出てこないというとんでもない事件だった。
あまりにも多くの銀行合併がもたらした弊害なのだろうか。
次の万札の顔、渋沢さんはがっかりしているかもしれない。