田中康夫氏が横浜市長選に出馬するとのニュースを見て
「えッ、何で?」と思った。
「なんんとなく、クリスタル」を読んだのは何時の
ことだったろう。
小林秀雄亡き後文芸批評の第一人者であった江藤淳が
激賞したこともあって読んだものの註、彼独特の分析
が山ほどあってとても読みづらく、それ以後の作品は
読んだことがない。
ポストモダンの嚆矢と大騒ぎされた作品だが、この
1作でわたくしは棒を折った。
ところが久しぶりに長野の県知事に立候補すると
聞いたとき、やはり「えッ、何で?」と思った。
長野と何か関係があるのだろうか?
父親の仕事の関係で小、中、高と松本で育ったと
聞いて、なるほどと思った。
ガラス張りの知事室にしたり、県議会に不信任案を
出されたりして出直し選挙で再選され、3選目で
落選したところまでは知ってたが、その後参議院議員、
衆議院議員になられたことも知らなかった。
そして今度は横浜市長選である。
FM横浜というラジオで番組を持っていて、そこで
知りあった人々とのかかわりの中で決意したとの
ことである。
横浜市長選には現職をはじめ多くの方が出馬
表明している。
選挙権がないので単なる野次馬として(失礼だが)
楽しみだ。
田中氏は時々、社会の話題に躍り出てくる人だなあと
驚いている。
こちらが無知なのだけれど。