NPO法人猫の味方ネットワーク

不幸な猫を幸せに・・・命を大切に・・・

離婚話が無くなったと思いきや~猫は見ていた

2010年10月17日 10時12分06秒 | Weblog




離婚をしなくなったと思ってほっとしたものの
そんな紛争ご夫婦の最中、猫はちゃんと見ていたのです
3匹の猫たちはストレス満載
とうとう、当団体で譲渡したセンちゃんがいじめの対象に
2匹が先住猫で3匹目の譲渡
まして身体も小さく優しくておとなしい
そんなセンちゃんだけにご夫婦は離したくない
そんなやり取りを何度も繰り返す
ついにセンちゃんが布団にマーキング

いつも、いつも飼えない事情が出来たらすぐ引き取ります
と言い続けています、やっと決心して頂けました
お迎えの夕方、飼い主さんの涙・涙声で
「センをお願いします~!!」
放したくなかった気持が十分に解りました
でも人間の勝手で猫は眼に見えないストレスを受けてしまうのです

12歳のリリスちゃんを引き取ってやっと触れるようになった半年後
お腹の毛がまったく無くなっていたのです
飼い主さんの死亡という大きなストレスを受けた結果でした
今はすっかり毛も生え揃い13歳とは思えないくらい元気一杯になりました

引き取ったセンちゃん
体重が2.5Kしかない
伸びている爪、切られている爪
口臭もしている

シェルターの一番良い部屋に入りました
可哀想やら愛おしいやら
抱き締めて頬ずりした後、そっとコタツの中へ
3時間の長旅
不安と恐怖だったことでしょう
1晩、何も食べていませんでした
何日、食べないでいるだろうか不安
もう2度と里子には出しません
生涯、シェルター内で幸せに暮らして欲しい

里子に出す
これはとても辛い仕事です
引き取る猫は2度と里子には出したくない
同じ苦労をさせたくない
のんびりと同じ場所で生涯を送らせて上げたい
猫にとって環境の変化ほど辛いものはないのです

良いご家族の家族の一員となって幸せになるばかりではありません
お届けした時は幸せ家族でも人生何があるか解りません
そんな時、一番の犠牲はペットでしょう
無理して飼って欲しくない
今回のように無理して飼いたいと続けた事
センちゃんにとって過酷な生活になっていたのでしょう

シェルター猫お茶目君の兄妹です
しっかりとお茶目君に面倒を見てもらいます
そして
シェルターに来て良かったと思えるような
そんな生活になることを願っています!!

隠れているセンちゃんと兄妹のお茶目