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スピンオフ短編が載ってた青春小説の本編が満を持して?
コロナ禍活動が制限される中、何が出来て何ができないかと色々悩んでいた茨城県の高校の天文部。そこに渋谷の中学校から、今年は中止となった自作の望遠鏡による「スターキャッチコンテスト」に関して「私たちでも作れますか?」と質問が入る。そのことについて早々にメールで返信をし、オンラインでさらなる説明をして・・・そこからじゃあスターキャッチコンテストもオンラインで出来ないかと言うアイデアが・・・そしてどうせならもう一一校位と「中止になった修学旅行で行くはずだった長崎県が良い」と顧問の紹介で五島の高校生ともつながって・・・それぞれがコロナ禍で問題や不満を抱えながらも、一つの目的で新たなつながりが。そしてスターキャッチコンテストをやり遂げた先に今度は・・・と言う感じに大枠の中で、各学校の青春模様がより色々描かれてる作品。
いやあ、王道です。正統派です。王道とか正統派って結局手腕があれば素晴らしい作品に仕上がるんですよね。登場人物たちのやるせなさと、そんな中だからの喜びが生き生き描かれてて・・・これだけ事情が詰め込まれてて、それでも物語としての一体感がきっちりな手腕。ラブコメ要素も隠し味程度に?ほんのりだからこその際立ちも。当方、知名超え還暦迫るおっさんですが満喫しました。あ、あとスカイエマさんのイラストやはり好きです。
非常に面白かったです。
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