浄心庵・長尾弘先生「垂訓」

恩師の歌集「愛」より

我れ食べず人に施す母の愛
幼き我に布施教えらる

「講演集」より。

2015-06-12 00:10:43 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

         恩師のご著書「講演集」より


              講演集、三


           誤った信仰の怖ろしさ


先の続き・・・

そして生き返りまして、神の許しを頂きました。
それから四、五年経ちますが、まだ生きていられます。(一同大笑い)。
その先生が、また講演の中でおっしゃっているそうです。
「あの人は二月十五日に死ぬという命を、
私が神に交渉して延ばしてあげました」と。
誠に口は便利なものです。
口では大阪の城も建つ」です。

あのまま放っておけば、あのお母さんは、ものこの世の人とは違います。
完全に死を迎えていたのです。
ところが、ほんとうの神の許しを頂いたら、その場で生き返りました。
それを今度は、「私が命を延ばしてやった」と言います。
間違った指導者の教えを信じてしまうと、とんでもない不幸になります。
悪くいけば、命さえ失います。

誤った信仰を盲信、狂信すると、その言葉の力をより強く受けます。
その恐ろしさを体験させてもらいました。
これと同じようなことが、いろんな宗教で起きます。
偉い人だと信ずれば信ずるほど、その人の言葉は力を現わします。
ほんとうの正しい教えならば、人の命などを予言はしません。

神のみがお知りになることであって、
私たち人間が「ひとの命」を予言することは、人の道にはずれていることですね。
或いは自分に縁ある方を取られまい、離すまいとして、
私から離れた者は罰が当たるとか、私から離れた者は抹殺するということを、
口に出したりします。
それは自分から逃げられたら困るからです。


              ~ 感謝・合掌 ~



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