浄心庵・長尾弘先生「垂訓」

恩師の歌集「愛」より

我れ食べず人に施す母の愛
幼き我に布施教えらる

「講演集」より。

2015-06-16 03:43:26 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

          恩師のご著書「講演集」より


               講演集、三


        先祖供養はまず己が成仏すること


先の続き・・・

私たちの子供は「病気で苦しい」とか、「貧乏だから叶わん」とか、
「お金を下さい」とか、「喧嘩ばかりして悲しい」とか、言ってきたとしたら、
親の立場としてどんなに苦しいか分かりません。
代われるものなら代わってやりたいと思いますが、肉体をもっていても、
代わってやることはできません。
死んだら、今度は急に力が出るのかと言うと、それは出ません。
親が子を思うように、先祖様も私たちを思って下さいます。
可愛い、いとしいその血縁の者が、嘆き苦しむのを喜ぶご先祖様はどこにも
ありません。

ましてや、罰を当てるご先祖などがあったら堪りません。
ご先祖様が祟ったとかいいますが、そんなことはあるはずがないのです。
しかし、ご先祖様が迷っておられますと、苦しい故にその苦しみを訴えて
こられる場合があります。
もし、頭痛、腹痛で、それを肉体の苦しみということを悟ることができない方は、
あの世へ行っても苦しんでおられますね。
そういう方がもし苦しみを訴えてこられた時、肉体を持った自分の可愛い子供に、
同じように現れる場合があります。
だから、罰を当てておられるのとは違って、救いを求めておられるのです。
そこを誤解してはいけません。


             ~ 感謝・合掌 ~



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