浄心庵・長尾弘先生「垂訓」

恩師の歌集「愛」より

集い来る過去世に学びし
友がらの一人一人の
愛おしきかな

「講演集」より。

2015-08-03 00:15:27 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

          恩師のご著書「講演集」より


              講演、四


          えびす詣でと、大黒様


示し申す神こそ、まことの神です。
このまことの神を信じたらいいのです。
日本にはいろいろ八百万の神がおられますけれども、
そういう神々を、初詣でと
いってお参りするのも、悪くはないでしょう。
しかし、ほんとうの神様はただお一人であるということを、
しっかり知ることです。

大阪のえびす様には、正月三日間のお賽銭が何億円と集まるそうですね。
これは、「えびすさんへ参って福をもらってこようか」と言って、
皆さんがお参りして、賽銭を上げて、何か食べて、電車賃を使って、
帰ってくるのです。
帰ってきますと、一万円持っていったとして、その内のいくらかが減っています。
これは、福をもらいにいっているのではなくて、福を失いにいっているのです。

福をもらったのは誰かというと、僅か三日間でたくさんの福をもらわれたえびすさんです。
えびすさんはホクホクです。
そして、福をもらいにいったはずの人は全部福を失っています。
これが現実ですね。

もし一万円持っていった人が、家に帰ってきて財布を開けると、
「あら、一万五千円になっている」というのでしたら、
五千円の福をもらってきたことになりますが、そんなうまいわけにはいきません。
大黒さんも福の神で、あの打ち出の小槌を振ったら、福が出て来る、
小判が出て来るといいますが、あれは真っ赤な嘘です。


               ~ 感謝・合掌 ~



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