恩師のご著書「講演集」より
講演、四
「皆様も私のように生きて下さい」――
心を苦しめない、ご奉仕、許し
今の私は、もう腹の立つことなどは一切ありません。
愚痴を言うこともありません。
恨みもなければ、憎しみありません。
全く安らかです。
そして行為として、「たださせていただくのみ」で、
一切の報酬を求めません。
これは、どこへ行かせていただいても同じです。
「講演料を下さい」とか、治療させてもらって
「あなた、治ったからいくら出して下さい」「電車賃を下さい」など、
そういうことは口が千切れても言いません。
ただご奉仕のみで、求める心からは、一切離れております。
ですから、「私に縁ある者は幸いなり」。
なぜかというと、ただ与えるのみで、求めるものは何もないからです。
皆様も私のように生きて下さい。
私のように生きてもらった時、必ず心が安らぎ、喜びに満たされます。
身を捨てて人の為に生きることですね。
しかし、人の為ばかりでは生活できませんので、
せめて休日の土、日曜日を人様の為にさせてもらって、
自分に与えられた仕事は、月曜から金曜まで
一生懸命にいたします。
そして土、日にかけて、人様へのご奉仕をします。
~ 感謝・合掌 ~