浄心庵・長尾弘先生「垂訓」

恩師の歌集「愛」より

雲間より一条の光 天降り
目もくらみたり 黄金の海

「御垂訓」

2020-06-11 00:05:45 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

~ 恩師のご著書「講演集」より ~

           講演集 一

    「自殺は神に最も背いた行為」


宗教の中には、
自殺した者は救われないと説いている者が多いですね。
「自殺者は永遠に地獄へ落ちる」と言いますが、
自殺した者でも悔い改めたら救われるのです。
なぜかというと、
神の御心、仏の御心は無限の許しです。
私達がどんな過ち、
罪を犯してもなお許してあげようという、
その無限の許しこそ神仏の心です。

では、なぜ自殺したら救われないかというと、
自らの心が神仏の心に近ければ悲しみは少ないのですが、
もし神仏の心から一メートル離れたら一メートルの苦しみを自ら
裁くようになっているのです。
「神様の罰が当たる」といいますが、
神仏は決して罰は当てられません。
それはあの太陽と同じです。
太陽は自らの身を燃焼させて他に熱と光、慈愛を与え給うている。
それに対して何も報酬をお求めになりません。
ただ与え給うのみです。

神の心は幸せになれ、健やかに生きよ、
自らを苦しめてはいけない、己を大切にして、
己を大切にするが如く他を大切にせよとおっしゃいます。
自殺という行為はその神仏の心から最も離れてしまうのです。
だから、永遠の苦しみを味わわなくてはいけないのです。
しかし、神仏はそれでも救ってやろうとおっしゃいます。
その証拠を私は見せてもらいました。



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