~ 恩師の「講演集」より ~
講演集、 一
「無神論者の目覚め」
世間には、神様を信じない無神論者がおられます。
これは、現実に神様の慈愛をいただいていながら、
それを自覚できないでいる方です。
自ら神様をお断りしているのですから、余り幸せとは言えません。
感謝することを知りませんからね。
一方、私ほど幸せな者はおりませんという方も、
こういう話しには耳を傾けませんが、
手を合わせることを知らずに苦しむことなしには、
なかなか一生は続きません。
無神論者も、五十、六十と年を取って、突然の苦しみに襲われて、
初めて苦しみから救われたい為に道を求めて来られます。
神様、自然は私達人間に対して、何とかほんとうの心に目覚め、
神を知りなさいといって、私達に土を被せて下さいます。
種子は光の中に置けば、いつまで経っても芽が出てきません。
これを母なる大地に帰して土を被せると、初めて芽が出て来ます。
闇の中に入れられた時、勿論水分も必要ですが、
光を求めて芽が出て来るのです。
人間もそれと同じで、苦しみとか、病気とかの土が被さって、
初めて光を求めて目覚めていくのです。
私の言います神様というのは、
私達を生きさせて下さっている大自然の力のことで、
種子を播けば必ず芽生えさせてくれ、又花を咲かせ実らせてくれる、
万象万物を生かして下さっている大自然の力、
それが私の言っている神様です。
ゴッド、大宇宙を支配する力こそ真の神様です。