浄心庵・長尾弘先生「垂訓」

恩師の歌集「愛」より

日日に神の御胸に抱かれて
光の国に住める嬉しさ

「御垂訓」

2021-04-22 00:20:03 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓
 
 恩師のご著書「講演集」より

            講演、四

       示し申すと書く真の「神」はただお一人


昨日の夕べも、
「神様とは一体何でしょう」という話があったのですけれど、
高橋信次先生はよく黒板に、「ゴッドの神」と書かれましたね。
これが、ほんとうの示し申す神〈神の旧字体は「」〉です。
日本には、上の意味の上様もありますし、ペーパの紙様もあって、
ややこしいのです。

何々の大神とか南無妙法蓮華経とか書いたものを置いて、
一生懸命拝んでいる方がありますが、
このお札とか掛軸とかは、
ペーパの神様です。
又、祠の中に祀られている神というのは、
ほとんど人の上にいた方で、
それを神として祀っている場合が多いです。

昔、その地域に貢献された方とか、
その地域を開かれた方とか、
豪族の方とか、
その地域の権力者とかを神として、
立派なお社の中に祀っています。

ところが、そういう神々は、示し申す神とは全然違って、
人の上にいた「氏の上」つまり氏神様です。
けれども、同じ示し申す神という字を書きますから、
ややこしいのです。

示し申す神はただお一人、この大宇宙を支配し、
この地上の万生万物を育む大自然の力、この大自然の力こそ、
神の御業であります。
こういう神様は何人もおられません。
ただお一人だけです。

この神こそ示す申すまことの神ですから、自然の中に、
私たちの生き方をいろいろと教えて下さっています。
自然を通して学ぶのが「正しい法」といえます。




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