浄心庵・長尾弘先生「垂訓」

恩師の歌集「愛」より

日日に神の御胸に抱かれて
光の国に住める嬉しさ

「御垂訓」

2021-04-30 00:04:28 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

       恩師のご著書「講演集」より

                講演、四

         死に際して、私たちが救われるには


人の肉体が造られた時、すでに苦しむには、
苦しむ原因がちゃんと与えられているのです。
自分のいとしいものを人がいじめた時、
憎いと思う人をかばう人がいた時は、
腹が立つようになっているのです。

自分のものを奪いにきた時は、
これを守ろうとして苦しみます。
病気、年老いること、やがて死んでいくこと、
これらも避けることができないように造られています。
今日こうして生きさせていただいておりますが、

私たちは永遠に生きるかのような錯覚を起こしております。
ご近所の方が亡くなると、「ああ、お気の毒になあ」と、
人ごとのように思っておりますが、
その死はやがて自分に訪れる姿です。


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