~ 恩師の御著書「愚か者の独り言」より ~
講演集 一
「心を変えた私の体験」
以前の私は口を聞けば相手を傷つけ、
「何を言うか、この馬鹿たれ」と言うような私でした。
それを、口を聞けば人様に喜んでもらえる言葉、
希望や安らぎを与える言葉、
それ以外は使わないようにしようと決めて、
少しずつ実践させてもらいましたら、
以前とは全く違う嬉しい顔の自分になりました。
以前の私を知る人は「よくもこうも変わったなあ」と言われます。
誤まった生活をしていますと、目が曇ります。
自分では見えないけれども、以前の険しい目付きではなく、
優しい目付きに変わってきました。
自分の思い、心を変えるからこうなるのです。
健康にもなれます。
私の顔を見て下さい。
いつお会いしても、何回お会いしても常時笑っていますので、
「先生には苦しみはないのですか」と人に聞かれたりします。
この世に生きさせてもらって苦しみがないことはありません。
けれども、この苦しみに対して見方、
思い方を変えてしまうのです。