恩師のご著書「講演集」より
講演集、 二
東京・沖縄講演のお土産話――懺悔と告白
先の続き・・・
しかし、これは私が治させていただいたのではないのです。
ただ「治りなさい」と言えば、治っただけのことで、
私の知らないことです。
「ほんとですか」って聞いたのですが、
これは神様が治して下さったのですね。
人間の私にそういうことができるはずはありません。
「どうぞこの方をお救い下さい。
この方に神の光をお与え下さい」と祈って、
「足よ、しっかりしなさい」と言うと、治ったのです。
「神が病を癒し給い、医者がその手柄を横取りする」という
言葉があります。
名医が病気を治したとします。
しかし本当は神様が治されたのです。
それをお医者さんは「わしが治してやった」と錯覚するのです。
神様の御業を医者が横取りする。