浄心庵・長尾弘先生「垂訓」

恩師の歌集「愛」より

うぬぼれと像上慢は
魔の餌食 我も気付かず
人も気付かず

「心行の解説」より。

2014-01-01 04:51:58 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

                       ~ 恩師の「心行の解説」より ~


            先の続き・・・

            私たちの本質は神そのものであり、
            神が私たちの内に入って下さっているということを知るだけで、
            また、「ああなるほどそうか」と思わせていただくだけで、
            もう皆さんの魂のワット数は何ワットか上がります。
            このことが分かれば今度は実践することですね。
            じっくりと反省しますと自分の数々の過ちが浮かび上がりますから、
            自分の罪に対する償いとして、どなたに対してでも構いませんから
            「あの罪の償いとしてこの方に善をさせていただこう」
            と思って実践することによって罪は消えていきます。
            しかし次々と罪を繰り返しますと、いつまで経ってもカーテンは上がってくれません。
            曇りの原因を先ず作らないこと、「今後はいっさい腹を立てまい」
            「今後はいっさい愚痴はいうまい」「すべてのものに足ることを知る生活をしよう、
            貪欲を捨てさせてもらおう」これでいいのです。

            お釈迦様の教えの「悟り」についてみますと、
            悟りとはニルバーナー、つまり火が燃え尽くされてしまった状態という意味です。
            この言葉が中国に伝わりまして涅槃という言葉になっております。
            「涅槃」そのものが「悟り」です。

           あるお弟子がお釈迦様に質問されたのですね。
           「ニルバーナ(涅槃)とはいったいどういうことですか」。
           そうしますとお釈迦様は次のようにお答えになられたそうです。
           「ニルバーナとは私たちの心の中の怒りの壊滅、愚痴の壊滅、
           そして貪欲の壊滅である」と、この状態がニルバーナであるとおっしゃっていますから、
           これなら私たちも悟りの心境に至ることができるはずです。
           この教えが理解できましたら、私たちは自信を持って、勇気を持って
           挑戦することができます。
           滝に打たれたり、断食したりということはちょっと真似ができませんが、
           この三つでしたら日々の生活の中で実践できるはずですね。
           誰でもできることです。それが悟りであったのです。
           この状態になったことをまた菩提ともいえるわけですね。


                      ~ 感謝・合掌 ~



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