生涯いちエンジニアを目指して、ついに半老人になってしまいました。

その場考学研究所:ボーイング777のエンジンの国際開発のチーフエンジニアの眼をとおして技術のあり方の疑問を解きます

メタエンジニアリングとLA設計(番外) 車載カメラ

2015年02月05日 08時42分50秒 | メタエンジニアリングとLiberal Arts
メタエンジニアリングとLA設計(番外) 車載カメラの目的を考える

先週は、台北で故宮博物院と国立歴史博物館(ここはツアーに含まれることはありませんが、面白いところで個人的に2回目です)を廻っていました。自由行動でゆっくりと見学するためでした。

4日間で、タクシーに2回、ツアー客用のワゴンに3回乗りましたが、総ての車に車載カメラが付いていましたが、それが統一基準になっていたのは驚きでした。

通常は4画面に分割(添付の写真)されていて、前・後・左右の斜め後方です。ご存じの方も多いと思いますが、方向指示器を出すと、そちらの方向の斜め後ろだけの拡大画面になり、曲がり終えると自動的に4画面に戻ります。



昨日(2月4日)のニュースで、何回も飛行機の高速道路上での墜落動画が映されましたが、台湾ではだれでもあたりまえのことなのでしょう。
ちなみに、乗った車のドイツ車はダッシュボードに組み込み型、トヨタ車は別売品の取り付けでした。

技術立国日本という言葉は、最近は陳腐に聞こえることがしばしばです。
日本は、バックの車庫入れに拘り過ぎで、全体的な視野に欠ける傾向ですね。

こんなところでも、Liberal Arts 設計の必要性を感じてしまいました。