立春以降、なんとなく“春”を感じるようになってきた北京です。
相変わらず空気のきれいな日とばっちい日が交互にやってきますが、先日の朝は。
こんな美しい朝焼け。
・・・を見て夫やっちゃんは「天使のような雲」と、なんともポエミーな表現を。
私にはウミガメにしか見えなかった。
さて。
春を感じられると書いたばかりだけど、先日お出かけしたときは風がとにかく強くって寒い一日でした。
用事があって建国門付近へ行ったのですが、お友達との待ち合わせ時間よりずいぶん早く着いてしまい、さてどうしたものかと考えた結果、向かったのがこちら。
『北京古観象台』
ずっと前から気になっていたスポットだったので、ちょっと立ち寄ってみました。
世界最古と言われる観測施設は、明代の1442年に作られたのだとか。 それが1929年まで使われていたというので興味津々。
(このスポットについての簡単な説明は → コチラ)
チケットは20元。(てっきりタダかと思ってた)
歴史ある施設のわりには、閑散としてるな。
ま、いいや。
とりあえず階段を登ると、そこには。
おぉっっっ!
2匹のあにまるが、がっし!と支えるこちらは天体の位置を観測するものだとか。
弓矢のようなこちらも天体観測用。
この装飾がまたすごい。
細かい上に、ごってごて。
獅子さんもびっくり。 あんぐり。
・・・いや、これは果物の皮入れなんだけど、ゴミ箱と化してました。
さて。
この古観象台、城壁のような建物の屋上にあるのですが遮るものがないため、風がもろに当たってとにかく・・・。
寒いっ!!!
にもかかわらず。
三脚、椅子持参でじ~っとカメラを構えるおじちゃんが。
なんか、観測してたんやろか???
この寒い吹きっさらししの場所でそんな根性がない私は。
すたこらさっさと階段を降ります。
都会の中にぽつんとあるこの施設。
外から見たら、こんな感じ。
天文設備が外からでも見えるので、以前から目にするたび気になっていたのでした。
ちなみに、施設内のお庭にも。
天文設備。
日が射していたらよかったのになぁ。
こちらは・・・?
仏教と天文・・・。
歴史を感じられる施設。 なかなか面白かったな~。
・・・と、ふと施設内の狭い道に目をやると。
?????
え・・・? これって・・・。
無造作に捨てられてますけど、これって大事なものと違うん?
さっき見た立派なものとすごく似ているのですが、あっちは大事に保存され、こっちは放置。
え~っと、どういうことなんかな?
さっきのも、もしかして大事なようで大事じゃないとか・・・?
・・・・・よくわからないので、ま、いっか。
(深く考えないことも、この国では大事です)