前から気になっていた場所の一つに、“水長城”という観光地がありまして・・・。
先日、北京に遊びに来てくれた両親と一緒に行ってきました。
朝9:00に北京市内を出発すると、早くも渋滞。 週末の北京ですから仕方ありません。
それでも高速→くねくね山道をトータル2時間ほど走ると。
“黄花城水長城” 到着です!
門の手前にあるチケット売り場で入場券を購入。 45元/人。
さて、ゲートを抜けて中に入ると。
なんか、猛烈な勢いで雄叫びをあげている集団が・・・。
どうやらどっかの銀行職員が遠足?社内イベント?で水長城に来ているようで、見ているとこれから『水風船ぼっこぼっこ大会』が行われる模様。
手で投げるのではなく、砲台(?)のようなものまでおかれて、いやいやちょっと、危ないやん。
・・・と思っていたら。
「これからここは危険ですから、別の場所に移動してください」
と誘導されてしまった。
・・・って、いやいや、ここ。
公共の観光地やろ?
なんでわざわざここで水風船ぼっこぼっこ大会を開催するねん。
そんなわちゃわちゃが繰り広げられたのは、黄色の円で囲んだこの場所。
私たちは西門への駐車場に車を停め、そこからつながる商店街が並ぶ道を抜け、西門にたどり着いたのでした。
さて。
水風船の危険から逃れて道を進むと。
おぉ~! ダムだ!
そうです。
このダムを造ったがために、万里の長城は水に沈んでしまったというわけ。
では、このダムの内側を歩いていきましょう。
中途半端な水量の水が、ぽたぽたと・・・。
それを抜けると、今度はこの階段!
おそらく他にもルートはあるのでしょうがよくわからなかったので、私たちはこの心臓破りの階段を登りました。
ダムの上に到着~!
・・・って、そのダムの上。
なんか、人がいるんですけど・・・。
これは・・・。
こちらでよく出没する自由人か? それとも、なんかの訓練か? あるいは娯楽のひとつか?
気にせず進みましょう。
舗装された道をてくてく。
市内の空気は良くなかったけど、郊外は素晴らしい晴天。
登れはしないけど、長城の一部が見えてきました。
そして。
あっ!!!
水の向こうに見えるは、沈んだといわれる長城!?
そうです。 これが“水長城”。
周りにはいくつものボート。
こっちの人、ボート好きやもんな~。
市内でもよく乗ってるよな~。
なんて思っていたら、そばにいた父親が。
「ボートに乗りたい! ボートの上でおにぎり食べたい!!!」
と駄々をこね・・・訴えたので。
私たちも乗ることに。
足こぎボート4人乗りは1時間50元。(デポジットとして50元別途支払い。 ボートから降りてチケットを提示したら50元は返却してくれます)
念のため「ボートで飲食可か?」と聞くとOKとのこと。
ただし。
「ゴミを水の中に捨てたらあかんで」
・・・捨てるかいっ!
さて。最初は、
「え~? ボート?? 別にいいやん」
と思っていたのですが。
ボート、最高!!!
水面には心地よい風が吹き、目の前には悠久の歴史を思わせる万里の長城。
そして、手には。
おにぎり!
いやぁ。素晴らしい!
提案してくれたお父さん、有難う!
水に沈んだ長城。
近くまでボートで行くことができます。
ゆったり、ゆったり・・・。
この先はまだまだ遊歩道が続き、長城を目にできるスポットが続くようです。
それでは、駐車場へ戻りましょう。
行きは西門から来たので、帰りはダムの上を歩いて東門へ。
ここに出てきたわけですが、駐車場。 若干離れておりました。
東門、西門とも駐車場は道をはさんでひと続きになっているのですが、東門側の駐車場の方が一段高い場所にありました。
(歩いて移動できる距離ではありますが・・・)
初めて行った水長城。
お天気が良かったこともあり、想像以上に素晴らしい観光地でした。
今は大半が中国人観光客だったけど、そのうち外国人観光客も増えていくのかな???
定番の長城は見たから他の観光地へ・・・とお考えの方にはおすすめです。