ささやかな幸せ

SUPER EIGHT、本、美術鑑賞、俳句、お茶が好き!
毎日小さな幸せを見つけて暮らしたい。

開けにくいチャック付き袋を簡単に開ける方法

2025-03-16 22:15:52 | 生活の知恵
 Xで見たのだが、やったら 本当に便利だった。凸にするより凹にカットする方が楽。凹よりも丸くカットすれば、さらに楽。
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『赤と青のガウン』『おわりのそこみえ』

2025-03-15 22:28:30 | 
『赤と青のガウン オックスフォード留学記』 彬子女王 PHP文庫
 女性皇族として初めて海外で博士号を取得された彬子女王殿下による英国留学記。赤と青のガウンとは、オックスフォード大学の厳しい博士課程を成し遂げた者しか袖を通すことを許されないガウンである。
 読みやすく、彬子女王の人柄がそこはかとなく感じられる本。お優しく、頑張り屋さんなんだと思う。そして、お父さまの話は出るが、お母さまの話が一切出ないところに、ものすごい母子の確執を感じてしまった。

『おわりのそこみえ』 図野象 河出書房新社
 日当7500円のバイトに遅刻しないために2000円払ってタクシーに乗り、スマホで消費者金融のアプリとマッチングアプリを交互に見る生活を送る、買い物依存で性依存の美帆。両親は貧乏で不仲、バイト先で再会した同級生の宇津木は美帆のストーカー。今を生きるため人生を手放し、地獄の底の絶望と希望へと爆進する。第60回文藝賞優秀作。
 う~ん。私はあまり好きではないなあ。ぶっとんでいる。
 よくSNSで「死にたい」とつぶやく子は、「死にたい」もファッションみたいなもので、死にたいって言いながら生きるの。 ひどいことをしていながら、反省して生きていくという男に「反省しているふりして今後もっとひどいことをするよ」そう言う美帆は、本質をついていると思うが、なんか嫌な話だった。
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写真de俳句 「ハイカラ横丁」で人

2025-03-12 16:16:13 | 俳句
写真de俳句「ハイカラ横丁」で人をいただきました。ありがとうございます。

花柄のグラスのジュース冬薔薇       丸山隆子

ハイカラ横丁と言えば昭和レトロな花柄のコップが頭に浮かびました。レトロな花柄と薔薇の対比がおもしろいかなとか、冬薔薇も色がちょっと鮮やかでないのでレトロ感があるかなとか思いました。
しかし、なかなか人二句には、なりませんねぇ。
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『禁忌の子』『うまれたよ!ヘビ』

2025-03-03 16:41:57 | 
『禁忌の子』 山口未桜 東京創元社
 救急医・武田の元に搬送されてきた、一体の溺死体。その身元不明の遺体「キュウキュウ十二」は、なんと武田と瓜二つであった。彼はなぜ死んだのか、そして自身との関係は何なのか、武田は旧友で医師の城崎と共に調査を始める。しかし鍵を握る人物に会おうとした矢先、相手が密室内で死体となって発見されてしまう。自らのルーツを辿った先にある、思いもよらぬ真相とは――。
 物語の始めで心を鷲掴みされる。どうなんの?どうなんの?で読み進めていく。
 後半、表題の意味がわかる。環境によって、子どもは変わってしまった。子どもは幸せに暮らしてほしいと切に願う。

『うまれたよ!ヘビ』 関慎太郎 岩崎書店
 人里に住む意外と身近なヘビ、アオダイショウの誕生と成長の様子を紹介。食いしん坊で大きなカエルも大きな口を開けて丸飲み。脱皮の様子もクローズアップ写真で!
 カエルの丸のみシーンがあるので、ダメな人はNGな本。私は、脱皮シーンが「へぇ~」だった。アオダイショウが木や建物を登ることが出来る理由や山口県の岩国市では白蛇が多く天然記念物であるとか知らないことが一杯だった。
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『DTOPIA』『ゲーテはすべてを言った』(文藝春秋2025年3月号より)

2025-03-02 19:56:28 | 
 芥川賞受賞作が掲載されている『文藝春秋2025年5月号』を読む。芥川賞というと読んでも「?」というのが多い印象だが、この2作は普通によかったと思う。

『DTOPIA』 安堂ホセ 河出書房新社 
 恋愛リアリティショー「DTOPIA」新シリーズの舞台はボラ・ボラ島。ミスユニバースを巡ってMr.LA、Mr.ロンドン等十人の男たちが争う。そこで再会したMr.東京こと「おまえ」キースと「私」モモ。幼なじみのふたりには、10年前にあることが起きていた。
 設定がおもしろい。だが、途中で私は迷子になった気持ちになった。人種差別や性的マイノリティなどさまざまな現代の問題を詰め込んだなあという印象。そして、その問題をナイフの切っ先を胸に当てられているような気分で読んだ。

『ゲーテはすべてを言った』 鈴木結生 朝日新聞出版 
 高明なゲーテ学者、博把統一は、一家団欒のディナーで、彼の知らないゲーテの名言と出会う。ティー・バッグのタグに書かれたその言葉を求めて、膨大な原典を読み漁り、長年の研究生活の記憶を辿るが……。
 高尚すぎて、難解すぎて。でも、『DTOPIA』より、私は面白かった。SNS全盛の世の中、出所をたどるのは大切なことだと思った。
 ゲーテは読んだことがない。読んでみようかなと思った。
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