「地球がまわる音を聴く パンデミック以降のウエルビーイング」 2022.6.29-11.6 森美術館
開館時間/10:00-22:00(火曜日のみ17:00まで) 会期中無休
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タイトルは、オノ・ヨーコのインストラクション・アートからの引用。「地球がまわる音を聴く」って、詩人だなあ。解説ガイドに地球がまわる音が入っているのかと思って、受付に聞いたら「そんな音は入っておりません。解説のみです」「そういう質問は、本日お客さまで二人目です」(10時開館と同時に入った私)と言われてしまった。「確かに地球がまわる音って聞いてみたいですよね」(ニッコリと受付嬢)
ウエルビーイングとは、よく生きることという意味。
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ヘーゼルナッツの花粉 ヴォルフガング・ライプ
黄色はヘーゼルナッツの花粉。どんだけ、集めたんだ!でも、これが生命の素の塊だと思うとなんかスゴイ。
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ミルクストーン ヴォルフガング・ライプ
大理石の上に表面張力で盛り上がる牛乳がわかるだろうか。私は、牛乳に樹脂とか接着剤を混ぜて固めていると思っていた。が、毎日、大理石の上に牛乳を注いでいるよう。知らなかったなあ。ミルクを注ぐ様子はこちらの豊田美術館の映像から
●べつのどこかで-確かさの部屋 ヴォルフガング・ライプ 入口からのぞく部屋。茶色の壁のみ。蜜蝋のいい香りがする。
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杉苔 エレン・アルトフェスト ベタだが、写真よう。細密すぎる。
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南瓜 エレン・アルトフェスト
●第9番 世界と一緒に回らなかった日 ギド・ファン・デア・ウェルヴェ 北極点に立ち、太陽と反対を向いて、ひたすら立つ姿を映した24時間のタイムプラス。白く輝く雪原、視界の悪い吹雪と天候が変化する中でもひたすら立つ。トイレとか食事とかどうしたのだろうか?自分の影と対峙して何を考えていたのか?立っているだけなのに不思議と見入ってしまった。
●家父長制を食べる 飯山由貴 天皇家のカレンダーやお雛様などが飾られた昔風の家で男の人型にパンを焼き、ムシャムシャと咀嚼する。マーガレット・アトウッドの『誓願』に着想を得たらしい。自らもDVの被害者である飯山は、食べることで先へ進めたのだろうか。自らの髪の毛を食べる姿は見ているだけで「オエッ」となるが、DVから抜け出す困難さを表している気がした。
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グッドマシーン・バッドマシーン 小泉明郎 催眠術をかけられた人の映像と不規則に動く服のマシーン。「思い出してはいけません」「考えてはいけません」と笑いつつ言う映像が怖い。「必死で生きているフリをしています」などという言葉にドキリとする。
僕の町にあったシンデン-八木山越路山神社の復元から2000-2019 青野文昭
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東日本大震災がテーマ。3.11の怒りや悲しみ、恐怖を日常品のオブジェから感じた。
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百万年 金崎将司
雑誌やチラシのコラージュを重ねているうちに立体になったらしい。切断面の模様が美しい
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色塗りシリーズ 堀尾貞治
壮観。毎日作った作品を並べたもの。
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無題 堀尾昭子
作品はどれも小さいが、なんだか喜びを感じることができて私は大好きな作品たち。制作時間は、用事が全て終わってからの1~2時間だったらしいが、至福の時間だったらしい。
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新聞紙のドロ-イング 金沢寿美
10Bの鉛筆で新聞紙を塗りつぶす。事件の中で目にとまったものを意図的に塗りつぶさず、残す。新聞紙をカーテンのようにつないだ大きさに圧倒される。また、その手間にも。遠くから見ると宇宙の中の星々のようで美しいが、近づくと新聞の事件にハッとさせられる。
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自然の呼吸:アロカヤサラ モンティエン・ブンマー
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カゴの中にはハーブが。ハーブの香りがいい。また、カゴを重ねている造形に心ひかれた。
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子宮とダイヤモンド チャウ・チャウエイ
キラキラ。鏡と手ふきガラスの中に一つだけダイヤモンドがある。係員に「ダイヤモンドって、これですよね?」と尋ねたら「答えられません。でも、一つだけ輝きが違います」警備上、答えられないようだった。輝きはわからなかったが、大きさでわかるよね。
壁の「5人の空のダンサー」が映りこんでいる。
●オノ・ヨーコ 「風のための絵 任意の種を入れた袋に穴をあけ、風の吹くところにおく。」「脈拍の曲 お互いの脈拍を,その人の腹に耳をあてて聴く。」魅力的な言葉。
とにかくよかった。ぜひ、東京近郊の方は見て欲しい。作品のYouTubeはこちら
開館時間/10:00-22:00(火曜日のみ17:00まで) 会期中無休
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タイトルは、オノ・ヨーコのインストラクション・アートからの引用。「地球がまわる音を聴く」って、詩人だなあ。解説ガイドに地球がまわる音が入っているのかと思って、受付に聞いたら「そんな音は入っておりません。解説のみです」「そういう質問は、本日お客さまで二人目です」(10時開館と同時に入った私)と言われてしまった。「確かに地球がまわる音って聞いてみたいですよね」(ニッコリと受付嬢)
ウエルビーイングとは、よく生きることという意味。
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ヘーゼルナッツの花粉 ヴォルフガング・ライプ
黄色はヘーゼルナッツの花粉。どんだけ、集めたんだ!でも、これが生命の素の塊だと思うとなんかスゴイ。
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ミルクストーン ヴォルフガング・ライプ
大理石の上に表面張力で盛り上がる牛乳がわかるだろうか。私は、牛乳に樹脂とか接着剤を混ぜて固めていると思っていた。が、毎日、大理石の上に牛乳を注いでいるよう。知らなかったなあ。ミルクを注ぐ様子はこちらの豊田美術館の映像から
●べつのどこかで-確かさの部屋 ヴォルフガング・ライプ 入口からのぞく部屋。茶色の壁のみ。蜜蝋のいい香りがする。
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杉苔 エレン・アルトフェスト ベタだが、写真よう。細密すぎる。
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南瓜 エレン・アルトフェスト
●第9番 世界と一緒に回らなかった日 ギド・ファン・デア・ウェルヴェ 北極点に立ち、太陽と反対を向いて、ひたすら立つ姿を映した24時間のタイムプラス。白く輝く雪原、視界の悪い吹雪と天候が変化する中でもひたすら立つ。トイレとか食事とかどうしたのだろうか?自分の影と対峙して何を考えていたのか?立っているだけなのに不思議と見入ってしまった。
●家父長制を食べる 飯山由貴 天皇家のカレンダーやお雛様などが飾られた昔風の家で男の人型にパンを焼き、ムシャムシャと咀嚼する。マーガレット・アトウッドの『誓願』に着想を得たらしい。自らもDVの被害者である飯山は、食べることで先へ進めたのだろうか。自らの髪の毛を食べる姿は見ているだけで「オエッ」となるが、DVから抜け出す困難さを表している気がした。
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グッドマシーン・バッドマシーン 小泉明郎 催眠術をかけられた人の映像と不規則に動く服のマシーン。「思い出してはいけません」「考えてはいけません」と笑いつつ言う映像が怖い。「必死で生きているフリをしています」などという言葉にドキリとする。
僕の町にあったシンデン-八木山越路山神社の復元から2000-2019 青野文昭
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東日本大震災がテーマ。3.11の怒りや悲しみ、恐怖を日常品のオブジェから感じた。
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百万年 金崎将司
雑誌やチラシのコラージュを重ねているうちに立体になったらしい。切断面の模様が美しい
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色塗りシリーズ 堀尾貞治
壮観。毎日作った作品を並べたもの。
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無題 堀尾昭子
作品はどれも小さいが、なんだか喜びを感じることができて私は大好きな作品たち。制作時間は、用事が全て終わってからの1~2時間だったらしいが、至福の時間だったらしい。
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新聞紙のドロ-イング 金沢寿美
10Bの鉛筆で新聞紙を塗りつぶす。事件の中で目にとまったものを意図的に塗りつぶさず、残す。新聞紙をカーテンのようにつないだ大きさに圧倒される。また、その手間にも。遠くから見ると宇宙の中の星々のようで美しいが、近づくと新聞の事件にハッとさせられる。
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自然の呼吸:アロカヤサラ モンティエン・ブンマー
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カゴの中にはハーブが。ハーブの香りがいい。また、カゴを重ねている造形に心ひかれた。
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子宮とダイヤモンド チャウ・チャウエイ
キラキラ。鏡と手ふきガラスの中に一つだけダイヤモンドがある。係員に「ダイヤモンドって、これですよね?」と尋ねたら「答えられません。でも、一つだけ輝きが違います」警備上、答えられないようだった。輝きはわからなかったが、大きさでわかるよね。
壁の「5人の空のダンサー」が映りこんでいる。
●オノ・ヨーコ 「風のための絵 任意の種を入れた袋に穴をあけ、風の吹くところにおく。」「脈拍の曲 お互いの脈拍を,その人の腹に耳をあてて聴く。」魅力的な言葉。
とにかくよかった。ぜひ、東京近郊の方は見て欲しい。作品のYouTubeはこちら