『クララとお日さま』

『クララとお日さま』　カズオ・イシグロ　土屋政雄訳　早川書房
　高度な人工知能を搭載した人型ロボット・クララ。クララを買ってくれたジョジ―の人工親友として、クララは病弱なジョジ―に献身する。
　クララがピュアなだけに、人間の残酷さや傲慢さが強調される。
　納屋でのお日さまの描写が美しい。
　クララが無垢なだけに、ラストが悲しい。
　でも、私的には、そこまで響かなかったというか、好みではなかった。