『続 窓ぎわのトットちゃん』 黒柳徹子 講談社
泣いたり、笑ったり……トットの青春記。
一作目のようなインパクトは少ない。しかし、徹子さんやお母さまのバイタリティーや創意工夫には脱帽。
そして、何よりも徹子さんの反戦の気持ちが伝わってきた。
『スラムに水は流れない』 ヴァルシャ・ハジャージ 村上利佳訳 あすなろ書房
そもそもの問題は、水がたりないことだった。インド有数の大都会ムンバイ。12歳のミンニと15歳の兄サンジャイが暮らすスラムには、ムンバイの人口の40パーセントが住んでいるにも関わらず、水は市全体の5 パーセントしか供給されていない。水不足がきびしくなる三月のある夜、サンジャイが「水マフィア」を目撃してしまい……。
児童書。
安全な水を飲むために煮沸しないといけない、水を確保するために並んで水を汲みにいかなくてはいけない。いまだ残るカースト制の差別。ミンニの周りには問題が山積。しかし、勉強が好きなミンニが勉強を続けられるように大人たちは助けてくれている。ミンニも前を向いて頑張る。
そして、水を違法に盗む水マフィアを告発するミンニと友達。始めは電話をしても警察官に笑われて切られてしまう。しかし、知恵と勇気をもって行動をおこす。ミンニは、偉いなあ。
暮しをよくするためのアプリの案を考える場面は、明るい未来が見えるようでよかった。世界の子どもたちの勉強が中断されない環境を望む。
泣いたり、笑ったり……トットの青春記。
一作目のようなインパクトは少ない。しかし、徹子さんやお母さまのバイタリティーや創意工夫には脱帽。
そして、何よりも徹子さんの反戦の気持ちが伝わってきた。
『スラムに水は流れない』 ヴァルシャ・ハジャージ 村上利佳訳 あすなろ書房
そもそもの問題は、水がたりないことだった。インド有数の大都会ムンバイ。12歳のミンニと15歳の兄サンジャイが暮らすスラムには、ムンバイの人口の40パーセントが住んでいるにも関わらず、水は市全体の5 パーセントしか供給されていない。水不足がきびしくなる三月のある夜、サンジャイが「水マフィア」を目撃してしまい……。
児童書。
安全な水を飲むために煮沸しないといけない、水を確保するために並んで水を汲みにいかなくてはいけない。いまだ残るカースト制の差別。ミンニの周りには問題が山積。しかし、勉強が好きなミンニが勉強を続けられるように大人たちは助けてくれている。ミンニも前を向いて頑張る。
そして、水を違法に盗む水マフィアを告発するミンニと友達。始めは電話をしても警察官に笑われて切られてしまう。しかし、知恵と勇気をもって行動をおこす。ミンニは、偉いなあ。
暮しをよくするためのアプリの案を考える場面は、明るい未来が見えるようでよかった。世界の子どもたちの勉強が中断されない環境を望む。