ささやかな幸せ

SUPER EIGHT、本、美術鑑賞、俳句、お茶が好き!
毎日小さな幸せを見つけて暮らしたい。

はじめての絵本10冊セット

2023-04-08 14:55:14 | 
 生まれて一週間なのに、孫に絵本を買ってしまった。「はじめての絵本10冊セット」(教文館ナルニア国)10500円(税込、送料無料)

『くっついた』(こぐま社) 880円 (税込)
『ママだいすき』(こぐま社) 990円 (税込)
『くだもの』(福音館書店) 990円 (税込)
『ボードブック版 はらぺこあおむし』(偕成社) 990円 (税込)
『がたんごとんがたんごとん』(福音館書店) 880円 (税込)
『いないいないばあ』(童心社) 770円 (税込)
『きんぎょがにげた』(福音館書店) 990円 (税込)
『しろくまちゃんのほっとけーき』(こぐま社) 880円 (税込)
『あがりめさがりめ』(こぐま社) 1,320円 (税込)
『おやすみなさいのほん』(福音館書店) 1,210円 (税込)
こぐまちゃんのハンドタオル、紙製のこぐまちゃんの身長計付

 本屋で買った方がポイントが付いたり、生協の割引セールのときに買った方が安かったりするけれども、さまざまな出版社から出ている いい本が一気に買える手軽さは魅力。『くだもの』は、「さあ、どうぞ」で一緒に食べる真似したり、『くっついた』で一緒にほっぺたをくっつけたり、『あがりめさがりめ』で童謡を歌ったりと使い方を婿に説明すると目を輝かせて聞いていた。


包み紙が選べるので、こぐまちゃん柄にして、『くっついた』のメッセージカードを付けた。

 本をいっぱい読んであげるね。私の好きな『ころころころ』(元永定正 福音館)『ねんね』(さえぐさひろこ アリス館)も買ってあげようっと。
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「甲斐荘楠音の全貌」「リュイユ」「コレクション展」

2023-04-07 10:28:29 | 美術鑑賞
 娘が産院から退院するまでにと慌てて行った国立近代美術館のレポートです。


四条大橋から見た鴨川


岡崎の慶流橋から東山をのぞむ ぎりぎり桜の散る前かな

「甲斐荘楠音の全貌 絵画、演劇、映画を超越する個性」 2013年2月11日-4月9日 京都国立近代美術館
開館時間=10時~18時  休館日=月曜日

「かいのしょうただおと」と読む。私は、知らなかった。美人画を描き、やがて映画界で時代考証などで活躍した。美人画は、ちょっと情念がこもってそうで怖い。そして、第五章「越境する人」は、圧巻。映画のスチール写真とそれに写っている衣装がずらりと展示されている。こうもりや飛び魚をモチーフにした大胆なデザインやラメの入っている衣裳など楠音の手がけた衣裳はすごい!そして、東映さん、よくぞ衣裳を残してくれていました!


左端 「女人像」 かわいい
中上 「虹のかけ橋 七妍」 未完とか。豪華。
中下 「畜生塚」の前でポーズをとる甲斐荘楠音
右上段 「旗本退屈男 謎の暗殺隊」衣裳 デザインが斬新
右二段目 大夫に扮した甲斐荘楠音
右三段目 「露の乾ぬ間」 表情がいい
右下段 「春」


右上 「横櫛」 少し怖い。私は展示替えで見なかったが、この後に描いた広島県立美術館の「横櫛」は美人画の雰囲気
右下 「幻覚(踊る女)」 化けものっぽいというか、取りつかれたというか、情念が怖い感じ。
中上 「旗本退屈男 謎の暗殺隊」衣裳 横の女性はスケッチブックから
中二段目 大夫に扮した甲斐荘楠音
中三段目 「毛抜」
中下右 女形の役者に扮する甲斐荘楠音
中下左 「遊女」
左上 「女人像」
左中 「畜生塚」の前でポーズをとる甲斐荘楠音
左下右 「春」 色っぽく、けだるい
左下左 「畜生塚」 未完らしい

●「島原の女」 怖い。ちょっと笑っているところとか。念が強そう
●「娘子」 思春期のつんつんさが絵に現れている感じがする
●「歌妓」 屏風の右端のみに美人さん。大胆な構図。好きな作品
●「籐椅子に凭れる女」 国威から透ける肌が艶っぽい
●「桂川の場へ」 文楽で見た「桂川連理柵」の娘の思いつめた一途な感じが出ている

「リュイユ フィンランドのテキスタイル トゥオマス・ソパネン・コレクション」 2023.1.28-4.16

「採れたての作物」 ウフラ=ベアタ・シンベリ=アールストラム

 リュイユとは、フィンランドの毛足の長いウールの織物のこと。「へっ、織物?」と思ったが、深い色合いや造形に魅せられた。甲斐荘楠音展と同時開催されていたから見たが、よかった。




上段右から
「緑の朝」「採れたての作物」「4色Ⅳ」 ウフラ=ベアタ・シンベリ=アールストロム
下段右から
「銅」 ウフラ=ベアタ・シンベリ=アールストロム
「赤い塔」 リトヴァ・ブオティラ


大きな作品で右から
「氷瀑」 メリッサ・サンマルヴァーラ
「炎火」 メリッサ・サンマルヴァーラ
「紅葉」 メリッサ・サンマルヴァーラ


「ファサード」 イルマ・クッカスヤルヴィ 好きな作品


「おとぎの国」 アイノ・カヤニエミ 空想の翼だ。


「悲しみ」 アイノ・カヤニエミ こんな形にするなんて

「コレクション展」
相変わらず私は変なのが好き。

「涙滴収集器」 アントネッラ・ピモンテーゼ こんなんで涙を集められへんがな


「喜びと恐れのマスク」 青山悟 ブラジャーみたい


「TO THE FOREST -MARIONETT-」ひろいのぶこ


「絹のバ・レリーフ」 シェイラ・ヒックス






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『巨大おけを絶やすな』

2023-04-05 13:23:18 | 
『巨大おけを絶やすな』 竹内早希子 岩波ジュニア新書
 しょうゆ、みそ、酒など、日本の伝統調味料づくりに欠かせない巨大な木おけ。日本固有のこの巨大おけを、つくれる職人がいなくなる! 「しょうゆ屋が、おけつくったら、おもろいやん!」――立ち上がったのは小豆島のしょうゆ蔵。最後の職人に弟子入りし、次々に降りかかる困難を乗り越えて、おけづくりの輪を全国に広げた奇跡の奮闘記。
 いやあ、おもしろかった。巨大おけにさまざまな技術があるとは知らなかった。100年以上持つという巨大おけの作り方の技術がなくならなくてよかった。陶芸家が自分のためではなく、次の世代が使うために土を探して取り置いておくという話を聞いたことがあるが、それと同じ。次の世代のために木を植え、竹を育てる。たがを作るための真竹を探すが、なかなか見つからない。しかし、裏山に祖父が植えた真竹があったという話がいい。
 昔の職人がメッセージを書いた側板の話も。(いっぺん桶はできあがると、側板の正直面はばらさない限り見ることができない。100年以上前の過去からの手紙なのだ。灘・伏見の酒樽には、忙しくて余裕がなかったのか落書きがないらしい)
 長年使われている木桶をおおっている灰色のワタのようなものの写真が圧巻。蔵住みの微生物ががんばっているんだなあ。廃業した醬油屋さんからもらい受けた木桶で作ったもろみの色が変で、そこから作った醤油の味が納得できないものだったという話は微生物の奥深さを物語る。
 無印良品でヤマロク醤油を売っているみたいだから、買ってみよう。
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