ささやかな幸せ

SUPER EIGHT、本、美術鑑賞、俳句、お茶が好き!
毎日小さな幸せを見つけて暮らしたい。

「本法寺の本阿弥光悦」

2023-11-09 16:13:20 | 美術鑑賞
 茶道資料館に行ったときに、お隣の本法寺におまいり。

「本法寺の本阿弥光悦」 2023年11月1日-12月10日 日蓮宗本山京都本法寺
開催時間=午前10時~午後4時
●龍口法難図(狩野探幽) さすが探幽!うまい!
●月の釜(名越三昌/古浄味) 形が美しい。釜肌に月と山がうっすらと見える。
●佛涅槃図(長谷川等伯) レプリカ。大きい。真筆をぜひ見てみたい。(3/14~4/15は真筆公開)

●巴の庭(本阿弥光悦作庭)

光悦垣


光悦のつくばい


左の石「日」 右の蓮池「蓮」で「日蓮」


枯瀧  縞模様の青石が滝に見える。(石橋の向こう)

三か所の築山で巴紋を表すのだが、経年で巴の形がわかりにくい


枯瀧のあるところと合わせて三か所


石灯籠が木製って珍しいんじゃないの???普通にあるのかな?

●十の庭(つなしのにわ)

庭に置かれている石は九つ。あと一つは見る人の心の中の石(意志)があるから、十だとか。一つ二つ(ひとつふたつ)は「つ」が付くが十(とお)は、「つ」がつかないので十は「つなし」だとか。

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「圓能斎鉄中宗室 -現代への礎-」

2023-11-08 23:56:28 | 美術鑑賞
「圓能斎鉄中宗室 -現代への礎-」 2023.9.26-12.3 茶道資料館
開館時間=午前9時30分-午後4時30分  休館日=月曜日
 令和五年は裏千家十三代家元圓能斎の百回忌。これを記念し、圓能斎の功績や交流をたどる。


上 百千鳥蒔絵平棗 圓能斎好  百千鳥がきれい
中 赤楽「十八公」文字文茶碗 圓能斎文字 弘入作  展示替えで見られず
下 猿曳釜 圓能斎好 佐々木彦兵衛作  圓能斎はサル年生まれだったとか。猿曳が良く見えなかった。
  
●老松地紋鋳込釜 大西家13代浄長作  いい
●巻子「各服点法」 圓能斎筆  100年前スペイン風邪が流行った時に圓能斎が考案した「各服点」まさか、現代のコロナ禍でまた脚光をあびるとは。
●大円盆 圓能斎好  先生が、淡々斎好の大円盆と比べると大きいとおっしゃっていたが、「でかい」
●赤楽筒茶碗 銘朝日光 樂家9代了入作  朝日の光が立ち上るよう

 裏千家の家元代々を覚える時、「又玄斎一燈(ゆうげんさいいっとう)」「圓能斎鉄中(えんのうさいてっちゅう)」は、読み方がかっこいいのですぐ覚えた。
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貴匠桜

2023-11-07 23:33:45 | グルメ
 先日、京都に行ったときにランチしたお店「貴匠桜」さん。100年前に作られた京町家でフレンチ、アジアや和食を融合した料理をいただく。美味しかったのだが、お上品なので量が少なめ。


葉酸たまごのミ・キュイ 蟹とアボカドサラダ  ミキュイって半生ということらしい。半熟卵にアボカドと蟹が入っている


近江海老と帆立のマリネ バジリコとパプリカのクーリー クーリーとは、ドロッとしたソースのこと。周りのお野菜は、出汁で下味がついており、薄味で美味しい。


ココナッツミルクとかぼちゃのポタージュ


お口直しの洋梨のシャーベット


高知県産地直送の鮮魚 ポルチーニ茸のソース カジキマグロだったかな


京丹後産コシヒカリの焼きおにぎりだし茶漬け


モンブランのティラミス


葉酸たまごのクレームブリュレ 上のキャラメリゼしたのがパリパリ

<貴匠桜>
京都市東山区松原通大和大路轆轤町100
TEL/FAX:075-561-3939
■ランチ 11:30~14:30(L.O13:30)
■ディナー 17:30~21:30(L.O20:00)
定休日:年末年始
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第75回正倉院展

2023-11-01 23:27:22 | 美術鑑賞
 正倉院展の前に興福寺北円堂の秋の特別開扉に行ってきた。正倉院展の前によく興福寺に寄る。北円堂は好きだが、今回で三回目だった。国宝で運慶作の世親像、無著像がいい。世親像は、厳しいお顔つきで道を極めるよう。無著像は、優しいお顔立ちで全てを包み込むよう。お人柄までを現わす作柄に感動する。


国宝 興福寺北円堂



<第75回正倉院展> 令和5年10月28日-11月13日 奈良国立博物館
開館時間:午前8時~午後6時(金・土・日曜日、祝日は午後8時まで) 会期中無休 事前予約制
 オータムレイトで入った正倉院展。今回は私の好きな品が多かった気がする。毎回、奈良時代の品々が大切に現代に伝えられていることに感激する。


楓蘇芳染螺鈿槽琵琶 螺鈿が豪華。見えないと思うけれども、背には東大寺の文字があるのだよ。


上 碧地金銀絵箱 うすみどり色の地色に金銀(銀は変色して黒っぽくなっている)の花鳥が美しい。見えないが内張も美しい。
下 楓蘇芳染螺鈿槽琵琶


上 楓蘇芳染螺鈿槽琵琶 琵琶のサイドや柄の部分の螺鈿も見事
中 平螺鈿背円鏡 
下 碧地金銀絵箱


平螺鈿背円鏡 螺鈿が豪華


右  銀平脱鏡箱 線刻が美しい。好きな作品。
左上 犀角杯 犀の角をよくぞここまで薄くできたな
左中 赤地鴛鴦唐草文錦大幡脚端飾 わりと写実的
左下 刻彫梧桐金銀絵花形合子 キノコのような亀のような


右から
青斑石鼈合子 目の琥珀がクリっとしてかわいい。甲羅に北斗七星があるのだが、わからなかった。
楓蘇芳染螺鈿槽琵琶(背側)
赤地鴛鴦唐草文錦大幡脚端飾
楓蘇芳染螺鈿槽琵琶(表側) 撥が当たる場所には、白い象が描かれている。
平螺鈿背円鏡

●密陀彩絵箱 一番好きな作品
●蘇芳地金銀絵花形方几 足が葉を二段に重なっている
●檜彩絵長方几 サイドの細かい模様が美しい
●紫檀小架 天板がアカウミガメ
●班犀如意 先端の花飾りがかわいい。持ち手のラピスラズリがきれい。
●正倉院古文書正集 良弁僧正(歌舞伎や文楽の演目「良弁杉由来」で幼い頃鷲にさらわれ、東大寺二月堂の杉の木に引っ掛かったと言われる)や道鏡の自筆サインが!

 お土産は、正倉院文様のお懐紙。上品できれい。お茶会で使っていたら、お運びさんに「まぁ、きれいなお懐紙ですね」と言われた。
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