ささやかな幸せ

SUPER EIGHT、本、美術鑑賞、俳句、お茶が好き!
毎日小さな幸せを見つけて暮らしたい。

「牡丹靖佳展」

2024-02-23 15:40:33 | 美術鑑賞
「牡丹靖佳展 月にのぼり、地にもぐる」 市立伊丹ミュージアム 2024年1月12日-2月25日
休館日/月曜日 開館時間/午前10時~午後6時

<兎月夜>

『たまのりひめ』

表紙 ペーパークラフト?

 絵巻物風なのがおもしろい


「waterfall」

『おうさまのひっこし』

細かく描き込んだ繊細な絵も

ちょっと抽象ぽい絵も

表紙カバーをとった時の模様

『たびする木馬』

木馬のブランと

額も絵の雰囲気とあって かわいい。


『めいわくなボール』

額がかわいい。展示もいい。

<a little confusion>


近づいて見ると鉛筆で描かれている

<house with red door>

紫がきれい

すごく素敵で私の心は鷲掴みにされた。好きすぎて、『おうさまのひっこし』『たびする木馬』の絵本を衝動買い。『たまのりひめ』があったら、ほしい!


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『この夏の星を見る』

2024-02-20 22:09:11 | 
 今日は、これが2月と思うほど暖か、いや暑かった。大丈夫か?地球。

 NHK「夏井いつきのよみ旅!」が神戸でロケをするらしく、俳句を募集。いろいろと悩んだが、やっぱり投句しようと応募用紙のある文化センターへ取りに行く。場所がわからず聞くと「このへんにあったのですが、なくなったみたいですね」縁がなかったようだ。残念。今日は、ボランティアがあるので、応募用紙を電車の中で書いて、お昼を食べずにダッシュで元町に持っていけば、ボランティアに間にあうはずだった。Xでつぶやくと、応募用紙はダウンロードできますよとのこと。ありがとうございます。グズグズしていた私が悪かったのです。

『この夏の星を見る』 辻村深月 KADOKAWA
 亜紗は茨城県立砂浦第三高校の二年生。顧問の綿引先生のもと、天文部で活動している。コロナ禍で部活動が次々と制限され、楽しみにしていた合宿も中止になる中、望遠鏡で星を捉えるスピードを競う「スターキャッチコンテスト」も今年は開催できないだろうと悩んでいた。真宙(まひろ)は渋谷区立ひばり森中学の一年生。27人しかいない新入生のうち、唯一の男子であることにショックを受け、「長引け、コロナ」と日々念じている。円華(まどか)は長崎県五島列島の旅館の娘。高校三年生で、吹奏楽部。旅館に他県からのお客が泊っていることで親友から距離を置かれ、やりきれない思いを抱えている時に、クラスメイトに天文台に誘われる――。コロナ禍による休校や緊急事態宣言、これまで誰も経験したことのない事態の中で大人たち以上に複雑な思いを抱える中高生たち。しかしコロナ禍ならではの出会いもあった。リモート会議を駆使して、全国で繋がっていく天文部の生徒たち。スターキャッチコンテストの次に彼らが狙うのは――。
 コロナ禍。本を読みながら、もう忘れつつある自分にビックリした。そうそう、大分の両親に会えなかった。他県ナンバーの車を見かけたら、近所の人が聞きに来るとか。当たり前という尊さを 関ジャニのライブで声出しができた時、思わず涙を流したことを お茶のお稽古が再開したときに嬉しさが沸き上がったことを思い出した。
 コロナで奪われたものは多いが、コロナだからこそ出会えたものもある。割を食った世代かもしれないが、苦悩や屈託を抱えながら子どもたちのコロナに負けない強さやバイタリティーがまぶしい。子どもを見守る大人たちもいい。
 読後感が爽やかな本。
 そして、木星がほとんどガスの塊だとは知らなかった。望遠鏡にいろいろな種類があるとは、思わなかった。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『夜の道標』『インタビュー ザ・大関』

2024-02-12 20:54:08 | 
『夜の道標』 芦沢央 中央公論社
 1996年、横浜市内で塾の経営者が殺害された。早々に被害者の元教え子が被疑者として捜査線上に浮かぶが、事件発生から2年経った今も、被疑者の足取りはつかめていない。殺人犯を匿う女、窓際に追いやられながら捜査を続ける刑事、そして、父親から虐待を受け、半地下で暮らす殺人犯から小さな窓越しに食糧をもらって生き延びる少年。それぞれに守りたいものが絡み合い、事態は思いもよらぬ展開を見せていく――。
 どうなるんだろうとドキドキしながら読んだ。でも、最後は。泣いたが、被疑者の動機、少年たちやかくまった女性のその後など尻切れ蜻蛉な感じでもっと読みたかった。また、被疑者の阿久津の描き方は、あれでいいのだろうかという疑問もある。
 正しいって何だろう。良かれと思ったことも時代で変化していく。

『インタビュー ザ・大関 運と人を味方につける』 武田葉月 双葉文庫
 約700名の力士がいるなか、十両になれば成功者と言われる世界で、ほぼ頂点を極めたといってもよい大関。そして、その上には目指すべき横綱という地位がある。本書では現役、引退を問わず二十人余の大関経験者に相撲人生を語ってもらう。
 横綱まであと一歩というところまで行きながら、横綱になれなかったとはいえ、大関まで上り詰めた人たち。パっしないなあと思った大関もいたが、怪我という事情があったのね。出身地の地元の期待や怪我や大関の責任感などさまざまなものを背負っているが、黙って相撲に取り組む。皆さん、真面目で義理堅いと思った。
 力士になった理由は、人それぞれ。お尻を出すのが恥ずかしかった人も だまし討ちのようにして部屋に入れられた人も。稽古が嫌だと思ったこともない人もいれば、稽古に不熱心だったが急に稽古に目覚めた人も。本当に人それぞれ。もうちょっと、深堀してほしかった。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

写真de俳句「松山の路面電車」で人二句

2024-02-11 21:20:04 | 俳句
写真de俳句 「松山の路面電車」で人二句をいただきました。ありがとうございます。

人攫いの乗る花電車冬の霧

私が小学生の頃、市電が走っていた。何かの折に電飾を施した花電車を見たと思うのだが、記憶が定かではない。本当に見たのか、テレビとか何かで見たのか。花電車に見入っている子どもの私は、人攫いに攫われてもおかしくないなと思った。(初詣の神社でぼうっとしていて、迷子になりかけた記憶とまじっているのかも)

着膨れの人弾き出す市電の朝

和田岬駅は、主に三菱の勤め人を乗せて走る電車の駅。そのため、朝晩の本数はあるが、昼はなかったように思う。車両は、座席がなく、扉もなかったような気がする。戦後の復員列車のように人が満載で、駅に着くとまだ動いている列車からバラバラと人が下りていく。出口が何か所もあり、小さい箱みたいなのに入っている駅員が定期を確認するだけで、大量の人が下りて行っていたと思う。この話をすると、なかなか信じてもらえない。
「弾き出す」は、その降車風景から浮かんだ言葉で結構気に入っている。「市電の朝」は、「朝の市電」のほうがよかったかと まだ思案中。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

俳句生活 兼題「河豚」で人

2024-02-10 17:00:37 | 俳句
 俳句生活~よ句もわる句も~ 兼題「河豚」で人をいただきました。夏井先生、ありがとうございます。

正面は間抜け面だと河豚が言う     丸山隆子

 河豚の顔って正面から見るとビミョ~。コアラとおんなじ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする