大勢で食べると美味しい。

子供の頃、食事のとき母親がいつも
「大勢で食べると美味しいね」
が口ぐせだったが、
その度にいつも私は心の中で反駁してた。
「いや、大勢の方が美味しくない。」

だって、兄弟が多かった我が家族は食べる時はいつも
戦いなのだ。
私がおかず一つ食べる間に誰々は二つも食べた！
食べる生存競争がいつも繰り広げられる場だったのだ。

一人で落ち着いて食べたい、
そう思ってた。

でも、だいぶ大人になった今、しみじみ思う。
「大勢で食べると美味しいね。」
あの言葉は
「愛する人と一緒に食べる食事は美味しい」
という事だったのに違いない。

一人で、そして職場の同僚と気を使いながら食べる食事は、
食事の味がモノトーンでしか感じられない。

でも、相方と食べるごはんはいつも
色とりどりの豊かな色彩に溢れた色で味が感じられるのだ。

「美味しいね！」
心の底から、湧いてくる。
舌の上で豊かな味が溢れる。

今日は今年、初鍋。
酒粕の味噌仕立て鍋。

大根て、こんなに美味しいんだ！
ニンジンて美味いぞ！

ここまで美味しいって感じるのは
相方と一緒の食事の時だけだなぁ、、
と思うのだ。

勝った！

鈴木はラッキーボーイだな。
何かを持ってる。

ソガは相変わらず危なっかしい。
来年はどっかから、キーパー引っ張ってきてほしいぞ。